多可町長 吉田 一四
■適度な運動で健康寿命を延ばしましょう
今年の桜は、開花の時期がゆっくりとやってきたため、比較的長く楽しむことができました。
そんな中、4月11日に「多可町グラウンドゴルフ協会」の令和6年度総会と月例大会が中央公園グラウンドで開催されました。
早朝から、役員の皆さんが心を込めてグラウンド整備や景品を準備され、203名の皆さんが参加されました。
会員数は年々増加傾向にあるそうで、町内の各種団体が参加者の減少で頭を抱える中、大変貴重な団体だと感じます。
また会員の平均年齢は、80歳を超えているとのことでした。
私は、いろいろな会議での挨拶で、少子化は確かに大問題ですが、高齢化は一概に問題では無いと言っています。いきいきと活動される高齢者は多可町の宝です。
健康寿命を永く維持していただき、長年培ってこられた経験や知識を後輩に伝授いただきたいと思います。
そういう点からもグラウンドゴルフは、健康寿命の延伸に大きな効果があると感じています。
大空の下、適度な運動を行いながら、お互いに会話を楽しみ、ゲームの結果に一喜一憂する。このように、健康維持のためのすべての要素が組み込まれているように感じます。
さて、多可町は、今年の2月に西脇警察署・西脇市と「特殊詐欺の被害防止に関する協定」を結びました。警察署長の話では、最近、管内で「オレオレ詐欺」に似た犯罪が増えているそうです。
やはり、一人で受け答えをし考え込んでいると、犯罪の餌食になる可能性が増えます。
グラウンドゴルフなどで平素から相談できる相手を作っておくことも効果的な対策になると思います。
グラウンドゴルフ協会の活動が、皆さんの健康増進と安心な暮らしに功を奏することを期待してやみません。
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