■サッカーと勉強、同じベクトルで
大西卓磨(たくま)さん
小学校時代に中町FCjrに所属。
中町中学校卒業後、作陽学園高校のサッカー部に所属。現在高校3年生。
今年7月に開催された全国高等学校総合体育大会に、岡山県代表として出場。3回戦まで勝ち進み、惜しくも敗退。
小学校2年生でサッカーを始めた大西卓磨さん。中学校でクラブチームに所属し、サッカーを続けたいと作陽学園高校へ進学しました。
今年の夏、県大会を制しチームの夢だったインターハイに出場。大西さんはフォワードとしてチームに貢献しました。
「素直に嬉しかったです。チーム全体の狙いをしっかり意識して試合に集中しました。」
大西さんの活躍に、地元の仲間や少年サッカーの指導者からもたくさんの応援の声が届けられました。
「気にかけてくれていることがうれしかった。多可町は、いつ帰っても安心できる場所です。」
大西さんは、サッカーはもちろん、勉強にも全力で取り組んでいます。
「今の目標は、秋の選手権で全国大会出場を勝ち取ること、そして第1志望の大学に合格することです。」
どんなときも、自分で課題を見つけて取り組み、改善していける選手、と監督が話すとおり、サッカーも勉強も、常に自分と向き合い妥協することなく続けてきました。
「高校でいったんサッカー人生は終わりです。大学で勉強を頑張って、夢を見つけたいです。」
良い意味でずっと変わらない。サッカーも勉強も常に上を目指す大西さん。
努力に勝る才能なし。
■多可町の地域クラブ、初の県大会出場
吉田楓将(ふうま)さん
中町中学校1年生で吉田卓球場所属。今年7月に開催された兵庫県中学校総合体育大会に出場。3回戦敗退。
8月に開催された東播地区カデット卓球大会では、シングルで優勝、ダブルスで3位となり、県大会に出場する。
吉田楓将さんは、現在中学1年生。父である吉田宜功さんが営む吉田卓球場の選手として卓球に打ち込む毎日です。
今年の4月から、吉田卓球場は地域クラブとして町内の中学生が部活動と同じように選べるようになりました。
「同級生が4人も入部してくれてすごく楽しい!」
同年代の仲間が増え、今まで以上に卓球が楽しくなりました。
7月には中学校総合体育大会の県大会に、1年生ながら出場。上級生を相手に果敢に挑み、3回戦まで勝ち進みました。
「初めての県大会で緊張したけど、徐々に会場の雰囲気に慣れて自分らしい卓球ができました。」
惜しくも近畿大会への切符は逃しましたが、その悔しさをバネに前に進みます。
「次は必ず勝って全国へ行きたい。そのためには苦手を克服できるようにもっと練習を頑張りたいです。」
粘り強く球に食らいつくところが強みという吉田さん。指導者でもあるお父さんと二人三脚で練習に励みます。
「お父さんは高校でインターハイも経験しているし、社会人になってからも活躍していて憧れです。お父さんを超えることが目標です。」
13歳の少年が目指すのは全国の大舞台。
伸びしろは無限大。
※「吉田」の「吉」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>