■第16回木造如意輪観音菩薩坐像(もくぞうにょいりんかんのんぼさつざぞう)室町時代 斑鳩寺蔵 国重要文化財
日本に仏教を広めた聖徳太子さまは、人々を救うために観音菩薩
さまがお姿を変えて現れたもの(化身)として信仰されているんだ。
その観音さまは如意輪観音さまといわれていて、斑鳩寺では、仁王門を入って正面にある講堂の奥、向かって左側にお祀りしているよ。
如意輪観音さまは、一般的には六臂(腕が6本)で如意宝珠と法輪を持つ仏さまとされているんだけど、ここでは法隆寺の飛鳥仏をモデルにして、古い形とされる二臂(腕が2本)のお姿だよ。秘仏で日頃は扉の奥にいらっしゃるのだけれど、2月22・23日の春会式には扉を開くので、丈六の大きなお姿(像高2.45m)を見にきてね。
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