〈事例〉
自宅に役場職員を名乗る男性から電話があった。「3年間分の医療費で1万7980円の還付金があります。手続きのため3月末に茶色の封筒で通知を送りましたが、まだ返信がないのでご連絡しました。」と言われた。そのような封書には全く覚えがなかったので、紛失したのかもしれないと答えた。すると「期限が切れていても手続きはできますが、役場からではなく国からの支払いになります。A銀行口座はお持ちですか。後でA銀行のカスタマーセンターから電話があります。携帯電話の番号を教えてください。」と言われた。よく分からなかったので、「後で役場に電話をかけ直します」と伝えると、そのまま電話を切られた。(70代女性)
〈アドバイス〉
特殊詐欺の予兆電話が多発しています。この後、手続きのためと称してATMに誘導し、携帯電話で通話しながらATMを操作させて犯人の口座にお金を振り込ませる手口です。電話で「還付金」の話が出たら、それは詐欺です。特殊詐欺の予兆電話には、出ないようにすることが大切です。日頃から留守番電話や着信番号表示の機能を活用し、電話の相手を確認してから応答するようにしましょう。電話に出た後に不審だと感じた場合には、速やかに電話を切るようにしましょう。不安なことがあれば一人で悩まず、周囲の人に相談しましょう。
問合せ:生活環境課
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