◆石海(せっかい)の名前の由来
聖徳太子さまがお亡くなりになって25年くらい後のこと、この地で、一つの株が無数に分かれてたくさんの穂が垂れた稲(百枝(ももえだ)の稲)が見つかったんだ。それで、ここは米作りに適した土地だと、安曇連(あずみのむらじ)のリーダーの百足(ももたり)さんが部下の太牟(たむ)さんを派遣して、このあたりを耕して田んぼを作ったんだ。その時、石見国(いわみのくに)(今の島根県西部)からお百姓さんを呼んできて開墾したので、石海(いわみ)という地名になったんだよ。だけど、石海と書いて「いわみ」ってなかなか読めないので、今はみんなが読みやすい「せっかい」というようになったんだ。
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