広報たいし6月号で紹介した「太子町水道ビジョン(改定版)」では、水道施設や管路の維持、老朽化・災害対策、更新費用など、将来にわたり持続的な事業運営のための方針を掲げました。
町民の皆さんに水道水を安定的にお届けするためには、収益と費用のバランスを保つことが不可欠です。
水道施設や管路の耐用年数(寿命)は40~50年のため、また、災害発生時においても被害を最小限にとどめられるよう、計画的に更新しなければならず、1年あたり平均で約3.6億円の更新費用が必要ですが、その資金は、電気・ガス事業と同様に料金収益で賄わなければなりません。
●年度別更新費用
太子町の水道料金は、平成20年1月以降、約16年間改定がなく(消費税分を除く)現在に至っており、下図のとおり更新経費を含む事業運営に必要な資金(年平均で約6.7億円)の確保のためには、段階的な見直しが必要となっています。
●事業運営に必要な資金(約6.7億円)に対する収益額と不足額の見込(割合)
安全で良質な水を供給し、災害や地震に強い水道であり続けるため、また、将来世代に過度の負担を残さないよう、現在、水道料金の改定を検討しています。
問い合わせ:上下水道事業所
【電話】277-3241
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