■城東地区連合自治会
▽目指すは「地域ワンチーム」
城東地区連合自治会 会長 藤井春義さん
姫路城の東に位置する城東地区では、平成18(2006)年に、住民が主体となって地域の魅力を高める「地域夢プラン」事業の一環で、JR播但線沿いに紅葉(もみじ)を植樹。それ以来、自治会が中心となり、地域内外の人が集まって紅葉を楽しむ「城東もみじ祭り」を開催しています。会場には飲食の屋台が出るほか、地元の人が歌や踊りなどを披露。また、芋煮や餅つきが行われ、来場者に振る舞われます。準備は大変ですが、人間関係が希薄になりがちな昨今、祭りで久しぶりに出会う人がいたり、出演者とのつながりができたりと、祭りが地域をつなぐ役割を果たしているそうです。
近年の課題は高齢化と、時代に合わせた自治会活動の在り方。「会員はそれぞれに得意分野が違う。従来の垣根や『しなければいけない』ことを取り払い、みんなが自分の好きなことを生かして参加できる体制にしたい」と藤井さん。「無理に参加しなくていい。でも年に一回は何か好きな活動に協力してほしい」とも。
「地域ワンチーム」を合言葉に、みんなが地域の一員としてつながり、何かあったら相談できる、人との触れ合いが当たり前になる、「ここに住んで良かった」と思える地域づくりを目指します。
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