1年間にどのぐらいの収入があり、市民の皆さんが納めた税金はどのような目的で使われたのか、5年度決算を解説。詳しい内容はウェブサイトに掲載しています。
■Point1 一般会計の内訳
一般会計は、教育・福祉・衛生・消防などの基本的な行政運営を行うための会計です。公共施設の整備など、皆さんの暮らしを支える身近なものに使われています。
▼歳入
前年度比 △16億9,408万円
・新型コロナウイルスワクチン接種に係る国庫負担金・補助金や、物価高騰等に係る地方創生臨時交付金の減 など
○歳入の用語説明
・市税…市民税、固定資産税など
・国・県支出金…使い道が限定された国や県からの財源
・地方譲与税…客観的な基準によって譲与された国税
・地方交付税…地方財源を調整する国からの財源
・地方消費税…交付金など消費税のうち地方分配金など
・市債…市の借金
・その他…各種交付金、繰越金、使用料など
▼歳出
前年度比 △20億3,777万円
・新型コロナウイルスワクチン接種の規模縮小に伴う物件費の減
・市民や市内事業者に対する「コロナ克服、原油価格・物価高騰等総合緊急対策」の終了に伴う補助費の減 など
○歳出の用語説明
・民生費…高齢者・障害者・子どもの福祉など
・公債費…借金の返済や利子の支払いなど
・教育費…学校教育・施設整備など
・衛生費…健康の保持、ごみ・し尿処理など
・土木費…道路、市営住宅の維持管理など
・総務費…戸籍や徴税、防犯対策など
・その他…消防・商工・労働・議会費など
▼4年度 実質収支57.7億円
→5年度実質収支 黒字53.5億円
※実質収支とは、歳入から歳出を差し引いた額(形式収支)から、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた額をいいます。
・歳入額(2,377.5億円)-歳出額(2,281.3億円)-繰越財源(42.7億円)=53.5億円
■Point2 特別会計
特別会計は、国民健康保険や介護保険のように保険料を徴収する事業など、一般会計とは区別し、収支を明確にする必要があるものです。
7つある特別会計は、全体の歳入が1,119.5億円、歳出が1,085.5億円で、実質収支34億円の黒字となりました。
■Point3 公営企業会計
公営企業会計は、水道事業のように、民間企業と同じ会計処理で事業ごとに収益を上げて運営する会計です。5年度の収益的収支では、水道事業会計、都市開発整備事業会計が黒字、下水道事業会計が収支均衡となりました。なお、都市開発整備事業会計は5年度末をもって廃止となりました。
問合せ:財政課
【電話】221-2812
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