■Point4 基金(貯金)と市債(借金)
▽基金残高の推移(億円)
基金は、主に特定の目的のために積み立て、必要な時に取り崩すお金です。市には現在22の基金があり、5年度末の基金の残高は、前年度末から15億円増加し、約697億円となりました。
・市民1人当たりの貯金 約13万3千円
(前年度比 +4千円)
▽市債残高の推移(億円)
市債は、主に市の長期的な借金で、道路や公園、学校などの整備のために借り入れているものです。5年度末の市全体の市債残高は、前年度末から142億円減少し、約2,977億円となりました。
・市民1人当たりの借金 約56万8千円
(前年度比 △2万4千円)
■Point5 経常収支比率
経常収支比率は、毎年常に支払わなくてはならないお金が、市税などの毎年常に入ってくるお金に占める割合です。この指標が100に近づくほど、自由に使えるお金に余裕がなくなります。5年度の経常収支比率は、物価高騰による公共施設運営費の増加などにより上昇し、87.7%となりました。
(%)
■まとめ 姫路の財政状況は?
基金残高の増加、市債の減少に加え、各種財政指標は中核市平均を上回るなど、健全な財政を維持できていると言えます。
・コロナ禍からの回復により、収入は一定程度増加しましたが、人口減少等により今後の増収は期待できません
・支出では、老朽化が進む公共施設等の長寿命化に加えて、人口減少対策やデジタル化、グリーン化への対応が必要となるなど、財政をめぐる状況はより一層厳しいものとなることが見込まれます
・今後の財政運営は、行財政改革プランに基づき、収入率の向上や新たな自主財源の確保に努めるほか、徹底した経費削減や事業の見直しを行い、公共サービスの最適化を目指します
問合せ:財政課
【電話】221-2812
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