市長随想 しせい惻怛(そくだつ)

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本年1月1日に発生した能登半島地震でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さまに対し、心よりお見舞いを申し上げます。
今も多くの方が避難生活を余儀なくされている被災地に対しては、本市からも緊急消防援助隊や給水車、応援職員の派遣等を行っており、今後も可能な限り支援してまいります。
本市に大きな被害をもたらすと予想される山崎断層帯地震では、今回の能登半島地震と同じ最大震度7が想定されています。市民の皆さまには改めて、ご家庭や職場での家具等の転倒防止対策、非常時の避難ルートや持ち出し品の再確認など、災害への備えを行っていただきたいと思います。また、昭和56年5月以前に建築された旧耐震基準の住宅に対する簡易耐震診断や改修工事費用の助成制度もぜひ、ご活用ください。
本年6月には、日本初開催となる世界銀行主催の「防災グローバルフォーラム2024」がアクリエひめじで開かれます。防災に携わる政府や自治体関係者、企業、学術関係者、NGO等が集まり、自然災害に伴うリスクや、減災を実装する上での課題などが議論されます。本市も開催を支援するとともに、会議での議論や知見を、今後の本市の災害対策に活(い)かしてまいります。

姫路市長　清元秀泰

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