■09 皆さんの疑問にお答えします!Q and A編
先月はごみ焼却で発生するダイオキシン類についてお話ししました。今月は煙突から見える白煙について、詳しくお話しします。
Q:煙突からは何が出ているの?
A:ごみを焼却した際に発生する排ガスが出ています。煙突から出る排ガスは、高度な技術を備えた排ガス処理設備により環境基準値以下に処理され、排出されます。
Q:煙突から煙は出るの?
A:煙突からは、煙(有害物質)は出ていません。気温の低い冬や湿度の高い日に、煙のようなものが見えることもありますが、その正体は排ガス中の水蒸気が大気で冷やされて水滴になったもの(白煙)であり、見た目の印象以外に、環境への影響はありません。白煙防止装置を設置し、写真のような白煙が見えないようにすることもできますが、それにはごみ焼却の際に生じる熱エネルギーが必要になります。新美化センターでは、発電や熱供給など、地球温暖化対策に向けた熱エネルギーの有効な活用方法を考えており、白煙防止装置の設置の必要性についても検討していきます。
▽白煙防止装置とは
ごみの焼却により発生した熱エネルギーを利用して、200℃以上に加熱した外気を排ガス中に吹き込むことにより、排ガス中の水蒸気を結露しにくくして、白煙の発生を防止する装置
新美化センター建設候補地選定の進捗(しんちょく)状況は本紙記載の二次元コードをご覧ください。
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