1月1日、石川県能登地方は、最大震度7の地震に見舞われ、甚大な被害が発生。いつ起こるか分からない地震災害は決してひとごとではありません。日頃から災害への備えを行いましょう。
■能登半島地震被害の概要
・最大震度7
・日本海側を中心に津波発生
・火災、液状化現象、斜面崩落による河道閉塞(へいそく)
・断水や停電による健康被害や長引く避難所生活での災害関連死
■本市でも起こり得る地震災害
本市でも下表の通り、能登半島地震と同じ震度の地震が発生する恐れがあり、その被害は甚大なものになると想定されています。
■被災地へ向かった職員の声
県内の自治体は石川県珠洲(すず)市を支援することとなり、本市も避難所支援等に向かいました。現地では、各避難所のニーズを調査し、物資の供給等に反映させる業務を行いました。避難所によって必要な物資の種類や量は異なります。避難者の性別や年齢、避難の期間も考慮した物資の供給が重要であると感じました。
■支援活動を通して
現地の被災者からは、「着慣れた服を洗濯したい」「住み慣れた家に戻りたい」という声を聞きました。また、「こんなときだからこそ、あえていつも通りの言動を心掛けている」という声もありました。支援活動の制約もある中で、住民の生活を支える使命を負う職員としては、歯がゆい思いがありました。
■備蓄や防災用品の常備を
能登半島地震においては発災直後から、食料や水といった物資の不足が大きな課題となっていました。市民の皆さんも、各家庭で最低3日、可能であれば7日分の食料や水を備蓄しておきましょう。また、被災地では断水により水洗トイレを利用できない事態も発生していました。そのため、本市ではホームセンターやスーパー、コンビニ等で購入可能な携帯トイレなどの各家庭での備蓄も推奨しています。
・物資が届くには数日かかる
・各自で物資の備蓄が必要
■ローリングストックで備蓄を
家庭での備蓄方法として、ローリングストックという方法があります。食品を少し多めに買い置きしておき、古い物から順に消費して買い足すことで、一定の備蓄量を保つ方法です。非常食の味や食べ方の確認にもなるので、実施してみましょう。
問合せ:危機管理室
【電話】223-9597
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