※これは詐欺です
・保険料の過払い金があります。今日までしか返金できないのでATMで返金します。
・あなたのカードが悪用されています。代わりのカードを持って行きます。
兵庫県下では昨年1年間で、特殊詐欺の被害(認知)件数が過去最多に。市内でも、皆さんの財産を狙った還付金詐欺をはじめとする「特殊詐欺」が多発しています。特殊詐欺は身近に起こり得ることです。心当たりがないか、いま一度考えてみましょう。
■特殊詐欺って?
不特定多数の人に対し、電話や電子メールなどを使い、親族や公共機関の職員等を名乗って被害者を信じ込ませ、現金等をだまし取る詐欺の手口です。
▽預貯金詐欺
親族や警察官、銀行員などのふりをして、「あなたの口座が犯罪に悪用されています。キャッシュカードの交換手続きが必要です」などの名目で、キャッシュカードやクレジットカードなどをだまし取る(脅し取る)詐欺。
▽架空料金請求詐欺
「未払いの料金がある」など架空の事実を口実に、電話をかけさせるなどして現金等をだまし取る(脅し取る)詐欺。
▽還付金詐欺
市役所や公的機関の職員などを名乗って、「還付金があります」「ATMで受け取れますよ」などと嘘の電話をかけてATMに誘導し、嘘のATM操作方法を教え、現金等をだまし取る詐欺。
■特殊詐欺に遭わないために
▽知らない電話には出ない!
特殊詐欺被害は、被害者の約8割が高齢者であり、被害の約6割が固定電話の通話から発生しています(兵庫県警ウェブサイトより)。留守電機能や特殊詐欺対策電話機(下記参照)などを活用して、身に覚えのない不審な電話には出ないようにしましょう。このような対策をすれば、悪質なセールスによる被害も防ぐことが可能です。
▽必ず誰かに相談しよう
詐欺に直面すると、冷静な判断ができなくなってしまいます。しかし、冷静な第三者に相談すれば、詐欺であると気付くケースがほとんどです。お金の話が出たときは、必ず誰かに相談しましょう。相談できる相手がいないときは、警察相談専用電話「♯9110」や消費者ホットライン「188(いやや)」も活用してください。
▽ATMで電話はしない
ATMの操作だけでお金が返ってくることはあり得ません!「還付金を振り込むのでATMに行って」は詐欺です。絶対に応じないようにしましょう。
近年、新しいタイプの特殊詐欺が次々と現れ、手口も多種多様化し、毎年甚大な被害が発生しています。電話だけでなく、メールやメッセージアプリによる被害も多発しています。お金の話が出たときは、常に「だまされるかも」という警戒意識を持ちましょう。
危機管理室 三村伸太郎
■特殊詐欺対策電話機等購入助成
特殊詐欺被害を未然に防ぐため、特殊詐欺対策電話機等の購入費を助成します。特殊詐欺は、犯人からの一本の電話から始まることがほとんどです。特殊詐欺対策電話機等は、着信音(呼び出し音)が鳴る前に、電話をかけてきた相手に通話内容を録音する等の警告メッセージを流し、受話器を取ると自動的に通話を録音します。犯人は録音を嫌がって電話を切るため、詐欺被害を防ぐことができます。
対象者:市内在住(住民基本台帳に登録)で、申請日時点で65歳以上の人またはその同居人
助成額:
・固定電話機…上限1万円
・外付け録音機…上限5,000円
対象機器:4月1日(月)~7年1月31日(金)に購入した、着信前自動警告機能と自動録音機能が付いた新品の固定電話機か同じ機能を有する外付け録音機
※どちらか一方の機能だけでは助成対象になりません
必要書類:申請書に領収書と振込先金融機関口座の写し、電話機等の取扱説明書等の写しの添付が必要。申請書は、4月1日以降に危機管理室(防災センター5階)で配布するほか、ウェブサイトに掲載します
申請方法:4月15日(月)~7年1月31日に、持参か封書で必要書類を危機管理室(〒670-0940 三左衛門堀西の町3)へ。ウェブサイトからも申請できます
ID:26632
問合せ:危機管理室
【電話】221-2090
この記事に関する問合せ:消費生活センター
【電話】221-2110
<この記事についてアンケートにご協力ください。>