明けましておめでとうございます。
市民の皆さまには、輝かしい新年をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。
昨年は、LEDナイター照明の設置などリニューアル工事の完了したウインク球場が、これまで以上に魅力あふれる球場へと生まれ変わり、にぎわいの創出に向け、「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2024」や「手柄山オータムジャンボリー」など、多彩な記念事業を展開しました。
そして、2回目の開催となった「Himeji(ひめじ)大手前通りイルミネーション」は、LEDの装飾を前回から3万球増やし約25万球とするなど開催規模を拡大し、より華やかになった夜のまちなかに、市内外から多くの方々にお越しいただいております。
一方で、人口減少の進行や長引く物価高騰など、市民生活を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いています。
こうした中においても、活力に満ちた明るい姫路の未来を切り拓(ひら)くためには、その原動力となる「人」を育むことが不可欠です。本年は、子育て環境や教育環境のさらなる充実を図るとともに、多様な人材の育成など、「ひとづくり改革」をさらに推進することで、姫路でくらす全ての「人」が輝けるまちづくりを、より強力に進めてまいります。
また、グローバル化が進展する現代社会では、観光や産業などあらゆる分野において、世界中から選ばれるまちとなることが重要です。昨年10月には、姫路城とポーランドのヴァヴェル城が姉妹城提携を締結するとともに、11月にはオーストリアのシェーンブルン宮殿との姉妹城提携に向けた基本合意を行うなど、世界との連携をさらに強めております。
本年開催される大阪・関西万博や瀬戸内国際芸術祭、来年に本市で開催されることが決定した第20回世界歴史都市会議など、姫路の魅力を国内外に広く発信する好機を逃すことなく、観光・文化交流の促進や国際人材の育成、新たなビジネスチャンスの創出に向け、グローバルなまちづくりを戦略的に展開することで、世界に誇る姫路を創造してまいります。
本年も市民の皆さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、本年が市民の皆さまと本市にとって良き年になることを祈念しまして、年頭のごあいさつといたします。
姫路市長 清元秀泰
■シェーンブルン宮殿(オーストリア・ウィーン)
ハプスブルク王朝の歴代君主が主に離宮として使用していた宮殿で、庭園群と共に世界遺産に登録されています。6年11月に、姫路城との姉妹城提携に向けた基本合意を締結。今後、提携に向けた手続きを進めていきます。
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