本市は、ポーランド・クラクフ市のヴァヴェル城と姉妹城提携を締結。その記念事業として、ポーランドに避難しているウクライナ避難民の児童を本市に招待しました。
■日本とポーランドの交流秘話
第一次世界大戦後の1920~1922年、日本はシベリアに残されたポーランド孤児の救済に協力しました。ポーランドはこれを受けて、1995年に阪神淡路大震災の被災児童を招待。また、私がポーランドに居たときも、日本人という理由で多くの人が親切に接してくれました。日本とポーランドには、古くから深い絆があります。そして、その隣国であるウクライナも、歴史的に強く結びついているのです。
姫路市副市長 山田基靖
■ヴァヴェル城と姉妹城提携を締結
6年10月16日、本市はヴァヴェル城と姉妹城提携を締結しました。締結式はオンラインで開催。世界遺産に登録された貴重な城郭として親密な友好関係を築き、両城の縁を契機とした相互交流の促進に努めます。
▽提携事項
・持続可能な観光の創出
・SDGsに精通した人材の育成
・文化交流の促進
・新たなビジネスチャンスの創出
■戦火を逃れひとときの休息を
6年10月20日から11月2日にかけて、12~16歳のウクライナ避難民の子どもたち10人が日本に滞在し、本市をはじめ各地を訪問。日本文化の体験や市民との交流などを楽しみました。
▽アナスタシア・ヴェンゲルーセメノビッチさん(15)
日本の皆さんは、戦争によって閉ざされた私たちの心に温かい灯をともしてくれました。これから、日本とウクライナ、ポーランドの架け橋のような存在になっていきたいと思います。
▽カテリーナ・ホルバドワさん(15)
同年代の学生の皆さんとの交流が、特に印象に残っています。生まれ育った環境や文化の違いはあれど、他者に興味を持つこと、他者を受け入れようとする心は世界共通であると感じました。
問合せ:国際交流センター
【電話】287-0820
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