■シリーズ・姫路の魅力を言葉に(3)
◆掘り出せ姫路のポテンシャル ―市民投票は2月11日(祝)まで―
さまざまな人に選ばれる魅力的なまちにするため、本市の魅力を発信するブランドメッセージandロゴを作る「住み続けたいひめじプロジェクト」。現在実施中の市民投票にはご参加いただけましたか?プロジェクトの歩みを振り返るとともに、メッセージandロゴに込められた思いを紹介します。
▽STEP1 姫路の今を言葉にしよう
住み続けたいまちについて考えるために、市民が参加する「ひめじ大会議」を開催。「姫路の今」を言葉にし、深掘りをするところからスタートしました。参加者の皆さんは、活発に意見を交換。「言われてみれば確かにそれも姫路の魅力だ」「私の感じていた魅力を他の人も感じていたことが分かってうれしい」という声も。会議の場で初めて出会った、職種も年代も異なる参加者が、「姫路の好きなところ」「惜しいと感じるところ」などをテーマに盛り上がり、会場は和やかな雰囲気に包まれました。
“いま”の魅力”דこれから”の未来像
▽STEP2 姫路の勝負ポイントはここ
STEP1で意見の出た「姫路城」「人」「祭り」「地域」「イベント」など全2069件のキーワードを次の6つのカテゴリーに振り分けました。
・文化
・観光
・子育て
・生活
・地域活動
・産業
STEP2では、これらのカテゴリーの中で「ここを伝えたい!」「これこそが姫路だ!」という、姫路の魅力を表すキーワ―ドをみんなで絞り込みました。この作業がブランドメッセージandロゴのコンセプトにつながります。
ここで重視したのは「どうしてそのキーワードに姫路らしさを感じたのか」という自分への問いかけ。その答えを深掘りすることで、自分が住んでいるまちに対する誇りや、大切にしたいと思っているものが少しずつ見えてきました。
そして、ブランドメッセージとロゴを作る上で、もうひとつ大事な要素は「未来の姫路はこんなまちであってほしい」という願いです。「姫路の今」を考える中で、「姫路はこういうところが惜しい」という意見もありました。これは、「ここが良くなれば姫路はさらに人を引きつけるまちになる」という可能性の表れとも言えます。
姫路の今の魅力と、未来への願い。これら二つが合わさったものが、これからの私たちの旗印となります。
▽STEP3 姫路を自分たちがつくる
STEP3では、これまでの議論を踏まえて作成したブランドメッセージ候補3案を参加者の皆さんにお披露目。どのメッセージが良いか、どんなところに魅力を感じたのかを話し合っていただきました(本誌4ページで意見の一部を紹介します)。そのほか、一人でも多くの人に市民投票に参加してもらうための方法についても議論。「他のイベントに参加するとき、みんなに呼び掛けてみます」や「SNSで宣伝しておきます」などの温かい声をいただきました。
自分たちのまちを言葉にすることが、今まで気付いていなかった姫路の魅力の発見につながる。そんな場面がすべての「ひめじ大会議」に共通して見られました。また、初対面の参加者同士が親睦を深める姿もあちこちで見られ、「ひめじ大会議」は市民の新たなつながりを育むきっかけともなりました。
▽市外の人から見た姫路の雰囲気は?
山崎祥之さん
有限会社パルチザン代表取締役。本プロジェクトの一員として、東京から参画
「ひめじ大会議」では、徐々に場が温まるというより、始まった瞬間から各テーブルがざわざわし始めて、「みんな最初から飛ばして大丈夫?」と心配になるほど活発でした。「住むまちに真剣に向き合う機会がなかったので新鮮」という声や「普段ならつながらない人同士で交流できた」と楽しさを口にする人も多かったです。
それから、「本当はみんなこのまちが好きなくせに」っていう感じでしたね(笑)。あからさまな郷土愛をむき出しにはしないけれど、このまちで生きることを楽しんでいる人が多いなぁというのが、まちの人と深く関わっての印象です。
▽「会議はどうでした?」参加者に聞いてみました
・ずっと姫路に住んでいるので当たり前に感じていたけれど、姫路には広い公園が多く、子どもと遊ぶ場所に困ったことがないなと皆さんとのお話の中で気付きました。休憩時間もずっと姫路について話していて、みんな姫路が好きなんだな、だから話し足りないんだなと感じました(まささん)
・いろいろな考えを持つ熱心な人が集まって、全然知らない人同士がつながれました。市民投票が終わったら解散するなんてもったいない!市が広報することも大事だけれど、今回集まった人たちがそれぞれの地域で情報を発信するリーダー的存在になって欲しいと思います(ナナさん)
あなたはもう見てくれた?
皆さんの思いが込められたメッセージandロゴは次のページに掲載!
問合せ:ひめじ創生戦略室
【電話】221-2833
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