兵庫県を襲った大災害から今年で30年。当時は、発生直後から多くの住民が自発的な救助や復旧活動を行うなど、非常に重要な役割を果たしました。本市でも多くの人が震災の経験を受け継ぎ、防災活動に取り組んでいます。その一部をご紹介します。
■伝える
▽白鳥小学校で防災教育
1月16日、避難所に設置している災害用トイレや備蓄食料、段ボールベッド等について、本市の若手職員が児童たちに説明しました。
■共に守る
▽城陽小学校で防災訓練
1月25日、城陽地区の住民らがさまざまな災害時の知識を、体験しながら学ぶ訓練が実施されました。
※市の認定を受けた「ひめじ防災マイスター」も参加し、避難所の防災資機材等について説明しました
▽消防出初(ぞめ)式
1月12日、消防団員や消防士らが日ごろの訓練の成果を発揮。圧巻の演技を披露しました。今年は飾磨高校の生徒らによる書道や筝曲、体操のパフォーマンスも行われました。
▽参加することで、意識が変わる
兵庫県消防協会姫路市支部長 姫路東消防団長 坂本信嘉さん
震災当時は神戸に勤めていて、三宮にあった社屋がだるま落としのように崩れてしまったことを覚えています。18歳で地元消防団に入団し、震災を経て、現在に至るまでさまざまな現場を経験し、命の尊さについて何度も身につまされました。市民の安全だけでなく、団員の命も守るためにはどうすれば良いのか、ずっと考え続けています。
今回の消防出初式にも、多くの人が携わりました。こういった活動に参加することで、「安全」に対する意識が変わり、日々の生活にも変化があるでしょう。「命の尊さ」と「安全」について一人ひとりが意識することができれば、もし災害が起こっても助け合うことができるのではないでしょうか。
問合せ:
危機管理室【電話】223-9597
消防局総務課【電話】223-9515
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