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山崎インターチェンジ歩行者通路 リニューアルの〝今〞

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兵庫県宍粟市

市の交通の要所、中国自動車道。現在、その玄関口としての役割を担う〝山崎インターチェンジ(IC)〞高架下歩行者通路のリニューアルに向けた壁画制作が進んでいます。通路は、山崎ICの高速バス停留所に向かう途中にあり、昭和50年の供用開始からすでに45年以上が経過。壁面は老朽化が進み、照明も少ないことから「暗くて、怖い」といったイメージを持たれていました。
一昨年、市役所女性職員有志のプロジェクトから明るい空間へのリニューアル事業が生まれ、昨年12月にデザイン制作がスタートしました。今年5月からは壁面への描画が始まっています。このほど通路内の壁画がおおむね完成し、残すは通路の南北入口付近の描画のみとなりました。
今月は、リニューアルの〝今〞とこれまでの道のりを紹介します。

●制作は一宮町出身の美術作家 植田志保(うえだしほ)さん
対話描画をはじめ、ライブペイントや舞台の空間演出を手がけるなど制作活動は多岐にわたる。2018年には東京都池袋駅の地下道「WE(ウイ)ロード」の再生プロジェクトを担った。

■デザインのイメージは寄せられた「声」から
リニューアルで大切にされているのは「住む人の声」、「行きかう人の声」、そして「場所の声」です。長い間、出会いや別れ、出発や終着の場所となってきたこの場所は、それぞれの思いが蓄積された「風景」となっています。日常の中で何気なく過ぎていった、それぞれの思いがこもった「声」を集め、その声をイメージしてデザインされました。

◆リニューアルロードマップ
▽2022.12~ ライブペイント開始
-デザインへの意見募集-
宍粟の好きなところやICへの思い入れなどたくさんの市民の声が寄せられました

▽2023.4 ネクスコと協定
ネクスコ西日本福崎高速道路事務所が市と協定を結び、事業を後押し

▽2023.5~ 公開制作の日々
2023.9.27 公開制作終了

▽2023.11 通路内描画完成間近

▽入口完成イメージ ※詳しくは本紙をご覧ください。
通路内には照明が設置され、このあと南北の入口と両サイドにも描画が行われます。完成は来春の予定です。

■“心の空”をイメージ 愛称「シソラミチ」に
通路の愛称は「シソラミチ」に決定しました。公募で全国から集まった161点の中から、市の選定委員会で神奈川県の磯崎照子さんの作品「シソラ」が候補として選ばれ、そこへ「ミチ」を足した名称となりました。
「シソラ」は、「宍粟」と「空」の造語。「空」は通路を利用する人々の“心の空”をイメージし、そこへ「シソラ~♪」と楽しそうな心弾む音符のイメージも重ねて表現されています。「ミチ(道)」はつながりの場所を表し、通路を連想するとして加えられました。

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