編集後記

29／30

今回、手話通訳者を交えて、聴覚障がいのある方を初めて取材しました。聞こえない人と対面しても、やはり見た目だけでは違いが分かりません。おそらくほとんどの人が初対面の人と接するとき、相手が聞こえることを前提に会話を始めると思います。そこで相手が「聞こえない」と分かったとき、すぐに対応ができるでしょうか。そのような人がいることを知っていれば、もし手話ができなくても、筆談や身振り手振り、スマートフォンの音声通訳アプリなどを活用し、落ち着いて会話ができるかもしれません。
インタビューの前に自己紹介程度ですが、手話で初めて会話をしました。簡単な手話でも使ってもらって嬉しかったと相手の方から言われました。冒頭の記事から少しでも手話の輪が広がるといいなと思います。(拓)