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10月は「食品ロス削減月間」家庭でできること、始めてみませんか?

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兵庫県宍粟市

「食品ロス」とは食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。日本では年間523万トンの食品ロスが発生しており、そのうちの244万トンは家庭から排出されています。日本人1人あたりに換算すると年間約40キロ、毎日お茶碗約1杯分(約110グラム)の食べ物を捨てていることになります。食品ロスを削減するためには、家庭での取り組みが重要です。今日からできることを始めてみませんか。

■調査結果から見る市内食品ロスの現状
◆「煮物」のロスが多く、食べ残し原因は“作りすぎ”
2年前に市が実施した食品ロスに関する調査では、市内67世帯の市民モニターが約1か月間、家庭で出る食品ロス(食べ残して廃棄したもの)の種類やその発生理由などを記録しました。全体でみると、食べ残しで最も多かったのが「煮物」で16.3パーセント、次いで「鍋物」が12.8パーセント、「穀類」が11.4パーセントとなりました。また、食べ残しの発生理由として、18歳未満の子どもがいない世帯では、「作りすぎ・量が多い」が29.1パーセントと最も多く、次いで「残り物を保存・放置」が28.4パーセントでした。18歳未満の子どもがいる世帯では、「作りすぎ・量が多い」が22.7パーセント、「残り物を保存・放置」が16,7パーセントという結果でした。

▽市民モニターの感想(一部)
・買い過ぎないようになり、節約につながった。
・意識することで食品ロスが減った。
・食品ロスはほとんどないと思っていたが、意外とあった。
・食品ロスと一緒に、いかにゴミを減らすかも気になった。
調査結果の詳細はコチラ(二次元コードは本紙をご覧ください)

■家庭でチャレンジ! 今日からできる食品ロス削減方法
一般的に食べ残しの主な原因とされる「作りすぎ・量が多い」「残り物を保存・放置」などの食品ロスを減らすために家庭でできることを紹介します。

1 確認してから買い物をする
・買い物前は残っている食品を確認してから、使い切れる量だけ買いましょう。
・すぐに食べる商品は、消費期限・賞味期限が近い手前のものを選ぶ「てまえどり」をしましょう。

2 冷蔵庫の食材を整理する
・冷蔵庫内を定期的に整理、確認し、消費期限・賞味期限切れの食品を出さないようにしましょう。
・食材を冷凍保存するなど、長持ちするような保存方法を心掛けましょう。

3 残さず食べきる・使い切る
・料理は食べきれる量を作りましょう。
・余った料理は保存して早めに食べきったり、生ごみ処理機があれば肥料に変えたりしましょう。

■10月の食品ロス削減関連イベント
◆フードドライブ
家庭で余った食品を集め、福祉団体などを通じて必要としている人に提供します。
○食品要件
・未開封のもの
・賞味期限まで2か月以上あるもの
・常温保存のもの
・製造者・販売者が表示されているもの
・成分・アレルギー表示のあるもの
・日本語表記があるもの
受付期間:10月16日~20日
受付窓口:生活衛生課、各市民局、消費生活センター(宍粟防災センター)

◆映画「もったいないキッチン」
オーストラリアのジャーナリストらが日本をキッチンカーで旅しながら、廃棄食材を使った美味しい料理を人々に届けていくドキュメンタリー映画です(2020年、字幕版、95分)。
日時:10月20日(金)
(1)9時30分~
(2)13時30分~
(3)19時~
((1)(2)は託児あり)
会場:宍粟防災センター
定員:各回20人(申込順)
・申し込みはこちら(二次元コードは本紙をご覧ください)

◆セミナー「栄養満点でフードロス削減!べジブロス(野菜出汁)を作ってみよう」
野菜のヘタや芯、皮などを利用したダシ作りを紹介します。
日時:10月31日(火)10時~11時
会場:学遊館
講師:井上由岐子さん
定員:30人(申込順)
・申し込みはこちら(二次元コードは本紙をご覧ください)

問合せ:消費生活センター
【電話】63-0840

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