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地域を守るための医療と公立宍粟総合病院の役割 Part1

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兵庫県宍粟市

宍粟市をはじめ西播磨北部地域の急性期から回復期(地域包括ケア)までの医療を担う“公立宍粟総合病院”。県立はりま姫路総合医療センター(はり姫)や赤穂市民病院、県立丹波医療センターなどと並び、兵庫県の「へき地医療拠点病院」にも指定されています。
今月号から2回にわたって、地域の基幹病院としての総合病院の役割やその取り組みを紹介します。

■県養成医など若手医師を育成
総合病院では、へき地医療拠点病院を支援する兵庫県の「県養成医師制度」を活用し、2013年から医師の派遣を受けています。この制度は、県内のへき地などで勤務する医師を確保するため、県が医学生へ修学資金を貸与する代わりに、卒業後、一定の期間、県職員として県が指定する県内の医師不足地域などの医療機関で勤務するというものです。令和5年度は5名の研修医と6名の養成医師が総合病院で経験を積んでいます。
そのほか、総合病院は大学病院、はり姫などともネットワークを形成し、各専門医による指導体制を整え、将来の医療の担い手である若手医師の育成に努めています。
・県養成医師制度の概要はコチラ(二次元コードは本紙をご覧ください)

▽総合病院の医師育成(確保)ネットワーク

■地域包括ケアに向けて病棟を再編
兵庫県が策定した「地域医療構想」は、団塊の世代がすべて高齢者となる2025年(令和7年)に向け、地域における公立病院の役割を明確化しました。これを受け、総合病院でも地域包括ケア※の実践に向けて、病棟の再編を行いました。もともと急性期病床が205床でしたが、2014年から地域包括ケア病棟を開設して、2019年には病床数も179床とし、急性期から回復期までを一貫して受け持つことができるようになりました。
これを基に、新病院では急性期病床68床(27床減)、地域包括ケア病床96床(12床増)の計164床で運用する計画としています。

※地域包括ケア
医療や介護が必要な状態になっても、可能な限り、住み慣れた地域で個人が有する能力に応じ自立した生活を続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援を包括的に確保すること。

▽病棟再編の流れ

急性期病床:病気やけがによる症状が不安定な時期の患者に対し、状態の早期安定化に向けた医療を提供する病床。
地域包括ケア病床:急性期の治療を終了した患者の在宅復帰に向けた医療やリハビリを行う病床。

■常勤医師増により診療体制強化
病棟再編で病床数は減少したものの、県養成医の派遣などにより常勤医師数は増加しています。以前は医師不足により、患者の受け入れを断ることもありましたが、医師の増加にともない救急搬送の受け入れ件数も増えていきました。また、救急隊と協議し、受け入れ不可症例の分析を行うことで、救急時には患者の症状から総合病院で対応できるかどうかを的確に判断できており、不可症例以外の患者には可能な限り対応することとしています。そのほか小児科では、はり姫から医師の派遣を受けることで、年中無休の診療(外来診療は午前中のみ)を実施しています。医師の受け入れにより診療体制が強化され、病院が活性化することで経営状況も改善しました。
・総合病院ホームページで各診療科の紹介をしています!(二次元コードは本紙をご覧ください)

▽常勤医師数の推移

▽救急受け入れ件数
年度:件数
2014:568
2015:660
2016:732
2017:805
2018:861
2019:1151
2020:998
2021:1192
2022:1125

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