宍粟市長
福元晶三
明けましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年を振り返ると、5月に新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類に位置づけられたことに伴い、市内でも地域活動が徐々に活発化し、さまざまなイベントが開催されるようになりました。コロナ禍で失われつつあった地域の“元気”と“絆”が取り戻されているように感じ大変嬉しく思っております。ご尽力いただいているすべての関係者の皆さまに心より感謝を申し上げます。
さて、本年も宍粟市では持続可能なまちづくりに引き続き挑戦してまいります。
とりわけ人口減少対策は喫緊の課題であり「子育て支援」「教育環境の充実」「地域医療体制の充実」を最重要施策として取り組むこととしています。
「子育て支援」としましては、「(仮称)宍粟市こども家庭支援センター」の設置による妊産婦、子育て世代への一体的な相談体制の構築をめざします。あわせて市内4か所の子育て支援センターに木のおもちゃを充実させるなど、多くの親子が集える環境を整えます。
「教育環境の充実」では、本年から来年にかけ、認定こども園3園を新たに整備し、教育・保育環境のさらなる向上に努めます。加えて、グローバル人材を育成するための英語教育にも力を入れていきたいと考えています。
「地域医療体制の充実」としましては、皆さまの安全・安心と子どもを産み育てる環境の確保に向け、新病院の整備を着実に進めます。
また、本年4月に波賀町の「生活圏の拠点施設」となる『はがてらす』が供用を開始します。一宮町の『いちのぴあ』、千種町の『ライブリーちくさ』とともに、皆さまには気軽にご利用いただき、にぎわいや利便性を確保しつつ地域活力の維持と向上を図り、人口流出抑制のダム機能につなげられるよう取り組んでまいります。
いよいよ本格的なアフターコロナの時代を迎えます。生活様式や価値観なども刻々と変化するなか、皆さまと手を携えながらまちづくりを進めてまいりたいと存じますので、変わらぬご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
皆さまにとりまして、本年が幸多き素晴らしい一年となりますよう心よりお祈り申し上げ、新春のごあいさつといたします。
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