■主要事業
令和5年度に実施された事業の一部を紹介します。
◇波賀市民協働センター整備
・6億1004万円
波賀生活圏の新たな拠点として、波賀市民協働センター「はがてらす」が整備され、今年4月にオープンしました。
◇後世に伝えるふるさと風景展
・13万円
一人ひとりが思い描く風景とそれに対する想いを募集し、展示する「風景展」を実施しました。
◇生ごみ処理器「キエーロ」普及事業
・96万円
環境への意識向上やごみの減量化の促進のため、土中の微生物が生ごみを分解する生ごみ処理器「キエーロ」の作製講座を開催しました。
◇山崎インター歩行者通路リニューアル事業
・1711万円
「山崎インターチェンジ」歩行者通路内の壁面が宍粟市出身の美術作家により描画され、魅力的で明るい空間にリニューアルされました。
◇山村活性化支援交付金事業
・620万円
化学肥料や農薬を抑えたブランド米(みかたの舞)の生産が始まり、販売を促進したほか、農産物の新たな加工品の開発をしました。
◇デジタル副読本『わたしたちの宍粟』作成事業
・178万円
小学校で使用する社会科教科書副読本のデジタル化に取り組みました。児童らは学校から配布されているタブレット端末上で見ることができます。
◆その他の事業
・幼保一元化推進等事業…3億6097万円
・最上山公園等整備事業…1733万円
・学校給食運営事業…1億7299万円
・移住・定住支援事業…2857万円
■市の貯金と借金
市の貯金といえる基金の残高は前年度から2億4630万円増え、84億816万円になりました。一方で市債の残高は前年度から29億124万円減り、467億771万円になりました。市債は公共施設の建設など、市が一度に多額の出費を必要とする場合に認められる長期の借入金のことです。
○基金(貯金)
※定額運用基金は除く
○市債(借金)
■指標でみる財政状況
市の財政状況を示す指標では、下表のとおり地方自治体の財政状況を示す「経常収支比率」は増加、借金の返済負担の大きさを示す「実質公債費比率」も増加、将来負担しなければならない借金の大きさを示す「将来負担比率」は減少しました。
※1 資金不足の程度を示す指標
※2 公営企業の資金不足の程度を示す指標
◇財政状況は大丈夫?
次の数値になると財政の早期見直しが必要となりますが、市は各比率で財政の健全化が必要と判断される基準値を下回っています。
実質公債費比率:25%以上
将来負担比率:350%以上
実質赤字比率:赤字比率12.80%以上
資金不足比率:赤字比率20%以上
※経常収支比率は数値が小さいほどより自由度のある財政構造といえます。
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