早いもので今年も残すところ、あとわずかとなりました。日毎に寒さも厳しくなってまいりましたが、皆さま元気でお過ごしでしょうか。
さて、秋も深まった先月の中旬から下旬にかけて、各地で数々のイベントが開催され宍粟市が大いに賑わいました。お世話いただいた関係者の皆さまに心より感謝を申し上げます。
そのうちの一つ「福知渓谷もみじまつり」では、タイムカプセルの掘り起こしが行われ、私も参加させていただきました。この地域は平成21年の豪雨災害により大きな被害を受け、その後、地域の皆さまの懸命な努力により、復興に一応の目途がたった5年後に記念モニュメントを設立されました。その記念式典で「10年後の自分」あるいは「10年後の地域」への思いを込めたタイムカプセルが埋められ、私もその時メッセージを入れさせていただきました。今回、そのタイムカプセルが掘り起こされ、私も含め地域の皆さま一人ひとりが、その当時の状況などを思い起こしながら「命とくらしを地域全体で守ること」「災害を忘れることなく次代につなぐことの大切さ」など災害から学んだことを改めて確認されていました。
今日の災害状況を見ますと、いつ、どこで何が起きても不思議ではありません。福知自治会の皆さまのこの想いを市全体へ広げながら、市民の皆さまと共に安全で安心なまちづくりを更に推進しなくてはならないと、今年一年を締めくくる意味においても、気持ちを新たにしたところです。福知自治会の皆さま、ありがとうございました。
今年一年、皆さまのお力添えを賜りながら、まちづくりを進めることができましたこと心より感謝を申し上げます。来年もよろしくお願いいたします。年の瀬を迎え、何かとご多用とは存じますが、お体に気を付けていただき、どうぞ良い年をお迎えください。
宍粟市長 福元晶三
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