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ごみ袋代など議論 検討委が市に意見書提出

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兵庫県宍粟市

昨年6月に市民らでつくる「宍粟市ごみ収集等手数料あり方検討委員会」を発足させ、指定ごみ袋の料金ほか、ごみ処理に関する課題について議論してきました。このほど、委員会より市へ意見書が提出され、市ではその内容を踏まえながら、ごみ袋代の見直しやごみ処理経費削減に向けた検討を進めます。
ごみ処理には、収集と処理にかかる経費を合わせ、毎年、7億円を超える予算が投入されています。ごみ袋代を見直すことになれば、各家庭に負担を求めることになりますが、市では引き続き、ごみの減量やリサイクルの推進による経費削減も図る考えです。

■ごみ収集等手数料あり方検討委員会
環境活動を行う市民団体のメンバーや公募の市民ら14人でつくる。計6回の議論を重ね、1月29日に市長へ意見書を提出した。
・意見書の全文や会議録などはコチラ(二次元コードは本紙をご覧ください)

■意見書の内容を一部紹介します
・生ごみを自分で処理して、プラごみを分別し、紙は紙で分ければごみは少なくなります。値上げの理由は、いろんな理由があるが、ごみに対する何か意識をちょっと考える上では、値上げしてもいいと思います。
・ごみ処理経費が年々増加しているからといって、市民に負担を強いるのは賛成できません。誰のための値上げかわからないし、多少の値上げをしたところで、膨大なごみ処理経費にとって“焼け石に水”ではないでしようか。
・5年後10年後、将来にわたってのごみ処理経費を考えるともっと上げるべきではないかと思います。
・事務局案である少額の値上げで済むのなら理解できるかもしれません。
・ごみ収集等手数料を上げ過ぎると野焼き・不法投棄など不適切なごみ処理の増加につながる可能性があります。不法投棄等不適切なごみ処理が横行しているので、ごみの適切な処理の施策として普及啓発事業にも力を入れて欲しいです。

■ごみ袋代=ごみ処理手数料
宍粟市では、指定ごみ袋の料金を「ごみ処理手数料」として扱っています。その収入は、ごみ処理費の財源に使われています。昨年度は、ごみ処理経費約8億円に対し、ごみ処理手数料は約3千万円でした。

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