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“みんなが集う場”に 波賀の新拠点「はがてらす」完成

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兵庫県宍粟市

波賀町の新たな拠点となる波賀市民協働センター「はがてらす」が3月に完成しました。施設整備にあたっては、波賀町全体をひとつの生活圏として将来のまちづくりを考える「波賀生活圏の拠点づくり検討委員会」のメンバー16人が平成30年から新拠点の構想を練ってきました。さらに昨年1月には、自治会の代表や生涯学習施設の利用者、子育て世代など住民らでつくる「波賀市民協働センター運営検討委員会」が立ち上がり、施設完成後の利活用などについて議論を重ねてきました。愛称「はがてらす」に込められた思いや携わってきた住民らの思い、施設の概要を紹介します。

■「憩いの場になるように」愛称に込められた思い
愛称は、昨年5月に運営検討委員会が募集し、集まった243作品から選ばれました。「てらす」には世代を超えて人が集まる開放的な「テラス」のような憩いの場になればという思いと、活気にあふれ、まちの未来を明るく「照らす」という思いが込められています。
ロゴマークは地域に欠かせない「人」の漢字から星を抽出し、ロゴの頂点に置くことで、地域に住む人が一番の主役であること、加えてその人々と未来を照らし、照らした先が笑顔に見えるようにデザインされています。また、波賀を象徴するシンボル氷ノ山や音水湖を連想させるシルエットを持っています。

◆完成までの道のり
▽構想期
・波賀生活圏の拠点づくり検討委員会(平成30年8月―平成31年3月)
関係施設の見学に加え7回の委員会が開かれ、「住み続けられるまちづくり」に向け議論が行われた。

▽建設期
・設計業務(令和3年1月―令和4年7月)
・工事施工(令和4年11月―令和6年3月)
・波賀市民協働センター運営検討委員会(令和5年1月―11月)
いちのぴあやライブリーちくさの施設見学のほか、7回の委員会で施設の愛称やロゴマーク、運用方法などが協議された。今後は「運営委員会」として活動を続ける。

▽完成・運用期
・供用開始 令和6年4月1日
行政窓口や貸館の業務が始まった。4月27日には図書室やにこにこマートがオープン。同日に完成を祝う「オープンイベント」も開かれた。

◆地域の誰もが集うにぎわいのある空間に
波賀生活圏の拠点づくり検討委員会
委員長 松本貞人(まつもとさだと)さん

「地域で助け合うまちづくり、いつまでも波賀に住み続けられる環境づくり」をテーマに、委員会で協議を重ね、地域の皆さんからの意見も集約して、市に提言しました。提言をもとに行政・文化施設・子育てなどが集約された「はがてらす」が完成し、そのなかには住民自らが運営する買い物施設「にこにこマート」も盛り込まれました。しかし、すべてが整えられたわけではありません。これからが大事です。人口減少が続くなか、誰もが集いにぎわう、持続可能な空間にしていきましょう。

◆波賀町の将来を照らす親しみと安心感をもった施設に
波賀市民協働センター運営検討委員会
委員長 藤原卓郎(ふじわらたくろう)さん

運営検討委員会の第一の仕事は愛称を決めることでした。愛称は将来に渡って使われるものなので、委員は責任の重さを感じたと思います。そのなかで各委員の感性と波賀愛から、いろいろと議論を深めていきました。施設の名称は波賀町の住民が集い、その力が波賀の将来を示す期待を込めて「はがてらす」と決めました。ロゴマークは「はがてらす」の気持ちを表すデザインになり、満足しています。また、「にこにこマート」が施設内に入り、手軽に買い物ができる安心感もあります。

■施設案内
はがてらす館内を紹介します
※詳しくは本紙をご覧ください。

◇行政機関の概要

◇館内施設の概要(貸部屋・その他)

◆子育て世代の運営検討委員に聞きました
▽はがてらすの感想は
岡田杏奈(おかだあんな)さん

新たにできた木っずルームを何度も利用しています。敷地内には図書室やにこにこマートがあって、便利で利用しやすかったです。今後もたくさんの親子が気軽に集まれるにぎわいのある場所になればいいなと思います。

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