日ごとに山々や水田の緑が濃くなり「日本一の風景街道」と呼ぶにふさわしい、美しい景観が私たちに安らぎを与えてくれています。
梅雨の時期を迎えましたが、気象庁では先月27日より線状降水帯について、地方単位から府県単位に絞り込んで呼びかけを行う運用を開始しました。皆さまには、日頃から大雨に備えていただき、気象庁からの呼びかけがあった場合は、適切な行動をとっていただきますようお願いします。
さて、かねてより進めております新病院建設の進捗状況についてお知らせします。昨今の全国的な建築資材や労務費の高騰は、新病院建設計画にも影響を及ぼしています。当初の基本設計時に見越していた建築単価では着工が難しい状況です。現在、設計業者に加え、施工予定者の提案も取り入れ、医療機能に直接影響を与えない範囲で可能な限りの大幅な増額の抑制に向けて、基本設計の見直しを行っています。その概要につきましては、7月下旬から8月上旬にかけて説明会を開催させていただきます。
市民の皆さま、私たちにはなくてはならない病院です。地域医療の核となる総合病院を守り、育てていただくうえでも、説明会に積極的に参加していただき、新病院に対する理解を深めていただきたいと思います。
今年の春より、全国で持続可能な医療提供体制の確保のために、長時間労働の抑制など、医師の働き方改革が始まりました。宍粟総合病院では、院長をはじめ、職員全員が献身的に業務に臨まれる中、計画的かつ効率的な業務遂行に取り組まれており、今後も安全・安心なまちづくりに欠かせない医療体制を維持していける見込みです。こうした医療スタッフの努力に報いるためにも、総合病院、そして新病院へのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
ぐずついた天気が多くなりますが、どうか体調には気をつけていただき元気でお過ごしください。
宍粟市長 福元晶三
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