■空手の国際大会で準優勝 河東小6年の藤田さんが市長を表敬
姫路市の空手道場「昭令会」に通う藤田伶桜(れお・河東小6年)さんが7月に東京で開催された「カラテドリームフェスティバル2024国際大会」で準優勝し、8月2日、福元市長を表敬訪問しました。
同大会は20以上の国と地域から選手が集まる空手の祭典で、藤田さんは道場推薦で組手部門の小学6年生男子軽量級に出場しました。週4、5日練習するという藤田さんは「仲間と切磋琢磨した成果が出せた」と、トーナメントを決勝まで勝ち進み準優勝を手にしました。
市長への結果報告のあと、今後に向けて藤田さんは「応援してくれる人に恩返しできるよう努力を続けたい」と話しました。
■伝統行事が地域のつながりに 東公文で無病息災願う「数珠まわし」
一宮町東公文地区で8月16日、長さ8メートルの巨大な数珠を輪になって回し無病息災を願う「数珠まわし」が行われました。
「数珠まわし」はこの地域の伝統行事で、毎年1月と8月に行われます。この日、集まった地域住民らは、鐘を鳴らす人を囲んで輪になって座ると、念仏を唱えながら手に持った数珠を全員で回していきました。数珠を体にかけてもらうとご利益があるとされ、参加者はときおり数珠を緩ませて他の参加者の首や肩にかけていました。
この地域で生まれ育った田中剛さんは「地域の伝統が住民同士のつながりを育んでいる。これからも続いてほしい」と話しました。
■小学生20人が夏の思い出づくり 「たかのす東小学校」で2泊3日のキャンプ
市内の小学生20人が8月26日からの3日間、千種町鷹巣地区の閉校した小学校を活用した宿泊施設「たかのす東小学校」で2泊3日のキャンプを体験しました。
児童らはキャンプ経験が豊富な施設スタッフの指導で、初日は施設周辺で植物の葉を採集し、カレーライス作りに使う窯をレンガで制作。2日目は野菜の収穫やピザ窯を使ってピザ焼きに挑戦したほか、スイカ割りや夜の校舎内探検を楽しみ、最終日は集めた植物の葉で模様を付けた記念のポーチなどを制作しました。
キャンプを通じて親交を深めた児童らは、「思い出がたくさんできた」「新しい友だちができた」と笑顔いっぱいでした。
■将来の医師確保に期待 医学生ら宍粟で地域医療の現場を見学
医学部の学生が地域医療の現状を学ぶ「地域医療夏季セミナー」が8月22、23日に開催され、神戸大学などの医学生14人が参加しました。
同セミナーは学生が医学部を卒業後、地域医療に携わる県養成医制度のプログラムで、宍粟総合病院では将来の医師確保に向けた取り組みとして、平成28年度から神戸大学と連携して実施しています。
学生らは総合病院や診療所、介護老人保健施設などを見学したほか、医師会や総合病院の医師と意見交換を行い、地域医療の特性や職場環境などに理解を深めました。セミナー終了後、学生は「どうしたら地域医療に貢献できるかを考える機会になった」と話しました。
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