宍粟市長
福元晶三
明けましておめでとうございます。市民の皆さまには、清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。昨年は、縮小や中止となっていた地域コミュニティ活動も次々と再開され、市民の皆さまに笑顔が増えたように感じました。4月には波賀町域の拠点施設となる波賀市民協働センター「はがてらす」がオープンし、これにより北部それぞれの地域がさらなる活性化に向けて動き始めました。また、宍粟市の玄関口のひとつである山崎インターチェンジ歩行者通路のリニューアルや波賀森林鉄道の復活プロジェクトなど明るい話題が多い一年だったと思います。
さて、宍粟市は本年で市制施行20周年を迎えます。これまで築いてきた歴史や文化、人の営みといった“風景”を次の世代へ引き継ぎ、30年後、40年後に向かう飛躍の年にしたいと考えています。
そのためには、若者の定住に向けた「教育・子育て環境の充実」に取り組むことが重要です。児童、生徒たちが安心して学校行事や部活動に取り組めるように、学校体育館の空調設備については中学校から順次整備していくほかタブレットの一斉更新など、デジタル教育環境の充実を図ります。
子育て環境においては、妊婦健康診査費助成や産後ケア事業などの拡充により、切れ目のない子育て支援体制を構築し、さらなる木育の推進にも取り組みます。
また、高齢化が進む中、誰もが安心して暮らせる環境を整えるために「地域医療の確保」は欠かすことができません。現在、新病院の整備に向けた実施設計を進めており、本年夏には建設工事に着手し、令和10年3月の開院をめざします。
宍粟市が誕生して20年。こうして大きな節目を迎えることができましたのも、市民の皆さまの多大なるご支援とご協力の賜物であると心から感謝を申し上げます。これからも皆さまとともに、宍粟の新しい歴史(風景)を創造し「日本一の風景街道づくり」に取り組んでまいりたいと存じますので、変わらぬお力添えを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
皆さまにとりまして、本年が幸多き素晴らしい一年となりますよう心よりお祈り申し上げ、新春のごあいさつといたします。
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