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〔NEWS総合病院〕利用しやすい医療機関へ 総合病院の取組

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兵庫県宍粟市

市民がより利用しやすい医療機関をめざし、宍粟総合病院ではさまざまな取り組みを行っています。今月の「総合病院ニュース」では、その取り組みの一部を紹介します。

■取組(1) 24時間365日対応 救急患者の受け入れ
「深夜に急に具合が悪くなった」、「日曜日に外出先で大けがをしてしまった」という経験はありませんか。宍粟総合病院では「救急車は断らない」を合言葉に、このような急病や突然のけがに対応するため24時間365日の救急医療体制を整えています。右図のとおり救急患者の受け入れは年々増加してます。

▽救急車 年間受入件数推移

■取組(2) 小児科でオンライン診療がスタート
宍粟総合病院の小児科では、初診から利用できるオンライン診療が始まりました。自宅に居ながら医師の診察が受けられます。利用するには小児科かかりつけの薬局と、専用アプリの登録が必要です。

診察日時:毎週火~金曜日 14時~15時
予約方法:専用アプリ「CLINICS(クリニクス)」をダウンロードして、アプリ内で「公立宍粟総合病院」の予約希望日を選択
※予約後は宍粟総合病院に連絡(【電話】62-2410)
※問診結果によっては、従来通り通院していただく場合があります。

○利用の流れ
(01)アプリ登録
・登録サイトはコチラ(二次元コードは本紙をご覧ください)

(02)スマホで問診
予約希望日を選択し、症状などを入力

(03)ビデオ通話で問診
医師とビデオ通話をつなぎ、診察を受ける

(04)診療費の支払い
クレジットカードで支払い

(05)薬の受け取り
あらかじめ選択した薬局で薬を受け取る

「オンライン診療なら待ち時間なく落ち着いて診察が受けられ便利です。ぜひ活用してください。」

■取組(3) 「糖尿病」など生活習慣病の予防と対策
「糖尿病」や「慢性腎臓病」などの生活習慣病に対しては主治医と患者さんが相談しながら目標を定め、治療や療養管理を行っています。
国民健康保険のレセプト(診療報酬明細)によると、宍粟市は兵庫県や全国に比べて、人口に対する「糖尿病」の外来診療の割合が高くなっています。
市民の健康をサポートする取り組みとして、宍粟総合病院では定期的に「糖尿病教室」を開いています。

○国民健康保険被保険者(千人当たり)「糖尿病」レセプト(診療報酬明細)件数
・宍粟市 954.8件
・兵庫県 696.6件
・全国 663.1件
※宍粟市国民健康保険第3期データヘルス計画・第4期特定健康診査等実施計画より

○糖尿病って?
糖尿病は血液中のブドウ糖(血糖)が増えてしまう病気で、放置すると心臓病や足の切断など重い病気につながります。運動不足や肥満などで、糖を吸収する機能をもつインスリンが働かなくなることで起きます。バランスのとれた食事や適度な運動など適切に管理すれば健康的な生活を送ることも可能です。

初期症状:のどの渇きや頻尿、手足の痙攣、足のしびれ、皮膚の乾燥、目のかすみや視力の低下 など

○「糖尿病教室」の内容は?
糖尿病教室は患者さん本人のほか、ご家族や関心のある人などだれでも参加できます。管理栄養士が作った500キロカロリーの食事を食べて献立の参考にしたり、日常生活に運動を取り入れる提案をしたりするなど、テーマに沿って管理栄養士や理学療法士などが講義します。開催日は宍粟総合病院ホームページを確認ください。

・かす汁がオススメ
栄養素が効果的に摂取できるほか、酒かすにはデンプンの分解速度を緩める働きがあります。また、インスリンに似た働きをする物質も含まれ、糖尿病の発症予防にもつながるといわれています。

○教育入院サポート
糖尿病と慢性腎臓病の患者さんを対象に、適切な自己管理方法を身につける「教育入院」も行っています。教育入院では、病気に対する正しい知識を学び、自身の体の状態を把握します。どのような治療が必要か理解するとともに、効果的な食事や運動療法を考えます。

●病院ボランティア「めいちゃん」にボランタリー活動賞
病院ボランティア「めいちゃん」が昨年12月、ひょうご県民ボランタリー活動賞を受賞しました。「めいちゃん」は車いすの来院者の介助や病院内を案内するなどの活動を行っています。会長の長田俊之さんは「患者さんに寄り添い、少しでも安心感を与えたい。メンバー確保に努め、新病院でもサポートしたい」と話します。
今年度は波賀町で高齢者などへの配食サービスと見守り活動を行う「ホット・カレン」も同賞を受賞しています。

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