■市立病院の取り組みと今後の役割
病院長 今中 秀光
大阪大学医学部卒業後、同大学医学部附属病院で麻酔科、集中治療部の診療に従事。平成6年から米マサチューセッツ総合病院麻酔科に2年間留学。平成8年から国立循環器病センター外科系集中治療科に従事。平成19年から徳島大学医学部付属病院准教授、病院教授、特任教授として集中治療に従事。平成28年4月、市立病院に診療部長兼集中治療救急室長として赴任。平成29年から現職。
新型コロナウイルス感染症との闘いが続いています。この5月に感染症法上の位置付けがインフルエンザ並みの「5類」に格下げされましたが、まだまだ感染力が強く、陽性者は多いままです。持病のある人、高齢の人はご用心ください。当院はコロナ用病床を維持するとともに発熱患者を診察する体制も継続しています。患者さんとご自身を守るため、病院内ではマスク着用をお願いします。
さて、この夏は猛暑のためか熱中症、脳卒中、心疾患、腹痛などの救急患者が非常に増えました。救急車の受け入れ台数は今までで最高のペース、年間5千台を超えそうです。市立病院では、地域の医療機関から院長、救急隊から脳神経外科医に直接電話ができるホットラインの救急受け入れ体制も整備しています。
がん診療については、がんセンターを軸として、手術、放射線治療、化学療法、がん診療支援センターで一貫した治療や支援を行っています。
より質の高い医療を提供できるよう、消化器内視鏡センター、尿路結石センター、リウマチ性疾患センター、超音波センターなど疾患ごとにセンター化した運用をしています。
さらに「宝塚市立病院経営強化プラン」を作成し、経営改善と質の向上を目指しています。
今後も職員一丸となって頑張っていきますので、皆さまのご支援とご理解をお願いします。
■令和4年度決算報告
入院収益は、入院単価が改善し前年度比105.5%、外来収益は、外来患者数が増加し前年度比101.9%、経常利益は5億8,613万円(前年度比2億993万円の増)でした。
◇前年度との決算比較
(単位:百万円)
※端数処理の関係で合計が合致しない箇所があります
■ラジオ「市立病院の得した気分!」
エフエム宝塚(83.5MHz)で市立病院の医師などがお話しします。
日時:11月11日(土)17時20分~17時50分
(再)11月12日(日)19時~19時半
テーマ:「市立病院の取り組みと今後の役割」について
出演:病院長 今中 秀光
■がんサロン「セキレイ」(対面式とZoomの同時開催)
がん患者同士の不安や悩み、体験を話す交流の場です。
日時:11月15日(水)15時~15時40分
場所:がん診療支援センター(現地参加は予約不要。開始10分前までに直接会場へ)
対象者:がん治療中の人とその家族
(当院を受診していない人でも参加可能)
問合せ:同センター
【電話】87・1161
問合せ:市立病院
【電話】87・1161【FAX】87・5624
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