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自治体の皆さまへ

市立病院だより

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兵庫県宝塚市

~患者さんに寄り添い、地域から信頼される病院になります~

■呼吸器内科と呼吸器外科(後編)
~呼吸(いき)を合わせた連携を行っています~

副院長 兼 呼吸器内科主任部長
兼 腫瘍内科主任部長
片上 信之
「呼吸器内科は、1人の患者さんに対して複数の医師が対応する複数主治医制を導入し、会議を週に4回行うことで密な情報共有を行っています。」

長谷川 誠紀
診療部長 兼 呼吸器外科主任部長
「呼吸器外科は、入院患者さんへの回診、手術など、ほとんどの業務をペアで行い、迅速な意思決定をしています。」

前月号に引き続き、医師へのインタビューをお届けします。

Q:両科はどのように連携していますか?
片上・長谷川:週に一度、腫瘍内科、放射線治療科と合同で、肺がん患者さんのカンファレンス(情報を共有し、今後の方針を話し合うこと)を行っています。病気の範囲や進行度などに応じて、手術、抗がん剤治療、放射線治療のうち、どの治療方法をどのタイミングで行うか患者さんごとに検討しています。数年前からは、切除不能の肺がんだと診断された場合でも、抗がん剤治療や放射線治療により腫瘍を小さくした後に根治を目指して腫瘍を切除するコンバージョン手術も行っています。

Q:他に連携することが多い部署を教えてください
片上:呼吸器内科は栄養管理室との連携が多いです。がん患者さんは、がんの症状や治療の副作用で食事を十分に摂取できなくなったり、食べ物が飲み込みにくくなることがあります。そのため、入院中や外来受診時に、管理栄養士が症状に応じて栄養相談を行っています。
長谷川:呼吸器外科は病理診断科との連携が多いです。腫瘍が良性か悪性か確定していない場合などに、手術で切除した腫瘍を、病理医が短時間で病理診断をして手術中に切除範囲を決定することもあります。

Q:市民の皆さんにメッセージをお願いします
片上・長谷川:各部署と協力して治療を行っていますので、安心して市立病院を受診してください。

■令和5年度決算報告
入院収益は、患者数が増加したことにより前年度比105.8%、外来収益は、外来単価の改善により前年度比104.3%と増加しましたが、他の収益にあたる、新型コロナに係る補助金額の大幅な減少により、経常収益は3億8,460万円の減でした。また、経常費用は6億1,787万円の増となり、経常損失は4億1,634万円となりました。

◇前年度との決算比較(単位…億円)

※端数処理の関係で合計が合致しない箇所があります。

■エフエム宝塚(83.5MHz)「市立病院の得した気分!」
日時:11月9日(土)17時20分~17時50分
(再)11月10日(日)19時半~20時
テーマ:呼吸(いき)を合わせた連携を行っています
出演:診療部長 兼 呼吸器外科主任部長 長谷川 誠紀

■がんサロン「セキレイ」(対面式とZoomの同時開催)
がん患者同士の不安や悩み、体験を話す交流の場です。
日時:11月20日(水)15時~15時45分
場所:がん診療支援センター(現地参加は予約不要。開始10分前までに直接会場へ)
対象者:がん治療中の人とその家族(当院を受診していない人でも参加可)

問合せ:同センター
【電話】87・1161

問合せ:市立病院
【電話】87・1161【FAX】87・5624

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