あなたの力が、命をつなぐ
■ためらわないで!AEDでの救命処置
もし、身近な人が心肺停止に陥ったら、落ち着いて対応できますか?
心臓が止まったまま3分以上放置すると、脳の回復が困難になります。しかし、救急車が到着するまでの所要時間は約9分。この9分間に救命処置を行うかどうかで、社会復帰の可能性が大きく変わります。
昨年、一般市民がAEDによる電気ショックを実施した割合は、全体の4%(※)にとどまりました。一方、AEDで電気ショックを実施したかどうかは、後の社会復帰率に8倍以上の差があります(表5)。
いざという時に人の命を救うためには、その場に居合わせた「あなた」の力が必要なのです。
(※)心臓の病気が原因で心肺機能停止となった傷病者のうち、一般市民が目撃した人数を総数とした時の割合
表5:消防庁「令和5年版救急救助の現況」を加工して作成
・市内のAEDマップを市HPで公開しています。もしもの時に慌てず対応できるよう、自宅や通勤・通学路付近の設置場所を確認しておきましょう。
・実は宝塚市は、近畿で初めて市内全ての24時間営業のコンビニにAEDを設置した市。今年9月には、このAEDによる救命処置で尊い命が救われました。
■救命講習を受講しよう!
毎月1回程度、消防署などで救命講習(無料)を実施しています。また、消防庁が公開している「応急手当WEB講習」で、自宅でも手軽に基礎知識を学べます。大人はもちろん、子どもだけの受講も可能です。
日時・場所・申込み:本紙二次元コードをご覧ください
対象:市内在住・在勤・在学のおおむね10歳以上
◇救急隊員による出張講習も実施中!
子育てサークルなどに救急隊員が直接出向き、乳幼児に特化した救命処置の方法をレクチャーします(無料、1時間程度)。赤ちゃんと一緒の受講もOK!子どもの年齢に合わせて、AEDの使い方や誤飲時の対処法、日常で感じた不安や疑問などにお答えします。
問合せ:救急課
【電話】73・1944【FAX】77・3951
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問合せ:消防本部救急課
【電話】73・1944【FAX】77・3951
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