市は、今後も市民の皆さんが必要とする医療を継続して提供できるよう、今年3月に経営強化プランを策定し、新しい病院を整備することを決定するとともに、建設地の検討を行ってきました。このたび複数の候補地について、概算事業費、スケジュール、災害リスク、救急搬送、アクセス・利便性などの観点から比較検討を行った結果、現在地で建て替えることに決定しました。
新病院整備にかかる現時点での事業費は約397億円で、開院時期は令和13(2031)年度頃になる見込みです。新病院の整備にあたっては、まず基本計画を策定することとしており、今後、令和7(2025)年度中にパブリック・コメントを通じて市民の皆さんからも意見をいただく予定です。
■利用者への影響
病院が完成するまでの間は、現在の場所でこれまでどおり入院・外来を受け付ける予定です。建設工事に伴う利用者の動線・運用の変更については、工事開始を予定する令和9(2027)年度に、あらかじめ本誌や市公式LINEなどで周知するとともに、利用者の皆さんへの影響が最小限となるよう努めます。
■アクセスの問題
市立病院への交通アクセスは、駅から遠いことに加え、路線バスが減便となったことにより、その利便性が課題となっています。そのため、今年度実施した市立病院へのコミュニティバス導入の実証実験に加え、利用者の予約に応じて運行経路や運行スケジュールを決めるデマンド型交通など新たな交通の仕組みを検討し、課題解決に取り組みます。
問合せ:市立病院経営統括部 新病院建設準備担当
【電話】87・1161【FAX】87・5624
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