■財政状況の今後10年間の見通し
市民と市が財政状況を共有することを目的に10年間の財政見通しを作成しました。現状のままでは今後10年間で約112.8億円の収支不足が見込まれます。
◇税収減と社会保障費の増加
本市の人口は、令和2(2020)年から令和32(2050)年までの間に約13%減少し、高齢者(65才以上)の割合が約24%増加すると見られています。人口減少や少子高齢化が進行すると経済が縮小し税収の減少が想定される一方で、社会保障関連費の増加が見込まれます。
▽宝塚市の年齢別人口
出典:国立社会保障・人口問題研究所
「日本の地域別将来推計人口」(2023年推計)
◇市立病院の建て替えなどが課題
築40年の市立病院は、その経営健全化と老朽化の対応に加え、建て替えには土地代などを除き約336億円の概算建設費がかかるため、その財源確保が課題です。
また、令和5(2023)年度から本格着工している新ごみ処理施設の建設に現時点で約463億円の事業費が見込まれるほか、市が出資している土地開発公社は、令和5年度末時点の簿価で約22.3億円の長期保有土地を抱えており、経営を圧迫しています。
◇今後10年間で約112.8億円のマイナス
こうした現状をベースに今後10年間の財政をシミュレーションした結果が右のグラフです。令和15(2033)年度の収支累計は、約112.8億円のマイナスを見込んでおり、これまでの行財政経営の延長では、市民サービスの提供が困難になると予想されます。
▽収支累計の推移
◇持続可能な行財政運営に取り組みます
このような状況を打開するため、行財政経営行動計画に掲げるさまざまな取り組みを進め、令和7(2025)年度は、10億円の収支改善に取り組み、以降も収支均衡による持続可能な財政運営を目指します。
問合せ:財政課
【電話】77・2022【FAX】72・1419
■放課後子ども教室ボランティア募集
放課後に子どもたちが自由に安心して遊ぶことができる居場所づくりのため、市内18校区で「放課後子ども教室」を実施しています。開催時に子どもたちの見守りを行うボランティアを募集します。詳しくはアフタースクール課へ。
問合せ:同課
【電話】77・2030【FAX】77・2800
■「市立病院経営強化プラン」を策定し新病院の整備について決定しました
今後も本市に必要な医療を確保するとともに、長期にわたって健全経営を行うことができるよう、新病院の整備を行います。
当プランの第4章において、新病院の整備に向けた基本的な考え方を示していますが、詳細については今年度着手予定の基本計画の中で決定します。
なお、基本計画の策定時にもパブリック・コメントを実施し、市民の皆さんの声をお聴きします。
問合せ:市立病院経営改革担当、市立病院経営統括部
【電話】87・1161【FAX】87・5624
■ひとり親家庭大学生等奨学給付金
経済的な理由で、大学などへの入学が困難な母子・父子・遺児家庭に奨学金を給付します。
対象者:以下の(1)~(4)すべてを満たす、大学などに入学した人
(1)申請者の生年月日が平成15(2003)年4月2日~平成18(2006)年4月1日まで
(2)本人または保護者(父、母、監護者)が1~3年以上継続して本市に住民登録をしている(申請者の生年月日によって年数が変動)
(3)ひとり親家庭である
(4)同居する家族などの所得が児童扶養手当の受給に係る所得制限額以下である
給付額:20万円(1人1回限り)
申込み:学事課で配布する申請書と必要書類を5月20日(月)までに同課へ持参
問合せ:同課
【電話】77・2366【FAX】71・1891
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