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もっと! あまらぶ File29

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兵庫県尼崎市

もっとあまがさきが好きになる、さまざまなあまがさきの魅力をお届けします

■File29 尼崎市の指定文化財
今月は、尼崎市の指定文化財を紹介します。本市に指定文化財がいくつあるか、ご存じですか。

◇増え続ける市の指定文化財
まさか、「尼崎には指定文化財なんてない」なんて思っていませんか。実は、国の指定文化財が9件、県の指定は10件あります。
さらに、本市の文化財の保存と活用を目的として昭和57(1982)年に制定された尼崎市文化財保護条例に基づいて、58(1983)年に「絹本著色涅槃図(けんぽんちゃくしょくねはんず)(長遠寺所蔵)」など市内の5件が初めて市の指定文化財に指定されました。それ以来、市の指定文化財は毎年増え続けており、第1号の指定からちょうど40年になる現在では55件にまでなりました。現在も候補物件の審議を進めています。

◇尼崎の歴史や文化が凝縮されている
市指定文化財にはどのようなものがあるのでしょうか。種類別にみると、建造物9件、絵画7件、彫刻3件、工芸品4件、古文書13件、考古資料8件、歴史資料10件、民俗文化財1件で、戦乱や災害を乗り越え、さまざまな種類の文化財が伝えられていることが分かります。
いずれも歴史的・美術的価値とともに地域特有のものや地域らしさが感じられ、例えば、平安時代後期の一木造りの仏像「十一面観音菩薩立像(じゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう)(治田寺所蔵)」は、古い技巧の作品ながら優美な作風に京都で流行した文化の影響が見られます。
また、中世の戦乱や町の発展を物語る古文書を含む「本興寺文書(同寺所蔵)」や江戸時代の城下町を描いた「延宝頃尼崎城下絵図(貴布禰(きふね)神社所蔵)」など、尼崎の歴史や文化が凝縮されているものばかりです。

◇史上初!尼崎市指定文化財が一堂に会する特別展を開催
10月1日〜11月30日、歴史博物館で、特別展「尼崎指定文化財の精華(前期)」を開催します(本誌26ページ参照)。前期は寺社にあり普段は目にすることができない市指定文化財を展示します。
また、「わがまち誇りの指定文化財写真展」を同時開催し、特別展では展示しない指定文化財の写真を展示します。
本市に豊富な文化財が現存し長い歴史があることを、ぜひ同館で感じてください。

◆あまらぶクイズ
現在の尼崎市の指定文化財は、いくつあるでしょう?
(1)5件
(2)55件
(3)555件

答え:(2)55件

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