■愛情表現のすれ違い Vol.2
相手が受け入れる愛情表現をすることできっと気持ちが伝わるよ!
前回は、私と娘の「愛情表現のすれ違い」が引き起こした悲劇をお伝えしました。実は、「愛情表現には五つの種類があり、自分の得意な表現でないと互いに理解できない」と、アメリカの結婚カウンセラーのゲーリー・チャップマン氏が提唱しています。その表現は、「ポジティブな言葉」「一緒に過ごす時間」「気持ちのこもった贈り物」「タイムリーなサービス行為」「心地よいスキンシップ」。この五つ全てが得意な人もいれば、一つだけの人もいますし、年齢とともに変化もするそうです。大切なのは、「相手が受け取れる表現方法で伝えないと、せっかくの愛情が伝わらない」と知ることです。
我が家の場合は、「一緒に過ごす時間」を愛情と感じていた娘に対し、私は自分の得意な『気持ちのこもった贈り物』だけを届けていたので、すれ違ってしまいました。もし当時それに気づいて、手の込んだケーキを焼くより、一緒にテレビを見たり、絵本を読んだりと、娘に伝わる方法で愛情表現できていたらと思うと残念でなりません。
相手の得意な愛情表現を知るには、「相手がどのように愛情を表現しているか」と、不満をもらす言葉に注意してみて。「ママ、大好き」と言ってくれるなら、言葉が愛情表現。「いつも独りぼっち!」と嘆いていたら「一緒に過ごす時間」が欲しいという合図。人は自分を基準に物事を判断しがちですが、みんな違って当たり前なんですよね。お互いを大事に思う気持ちも、相手に合わせて表現することでしっかり伝わります。
(会話の泉事務局長コミュニケーション・サポーター横山由紀子)
問合せ:人権推進多文化共生課
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