黒川里山センター南北棟(旧黒川小学校校舎)を、里山保全や子どもが自然とふれあう体験などを行う拠点とするための耐震改修工事を計画しています。
同工事にかかる費用は現段階で合計1億円以上になる見込み。費用の一部はクラウドファンディングで募る予定です。皆さんの協力をお願いします。クラウドファンディングの実施期間は11月〜令和6年1月ごろ。目標金額は2000万円です。
寄付をした人はどなたでも、記念銘板への名前の掲載(金額の下限設定あり)と税制上の優遇措置として寄付金控除を受けることが可能。市外在住者へは、返礼品として黒川にゆかりのある特産品などを送ります
詳しくは市ホームページで確認してください。
■市長メッセージ 旧黒川小学校校舎を将来へ引き継ぐ
市長 越田謙治郎
市北部にある黒川小学校は、児童数の減少のため、昭和52年に休校。その後は公民館として利用していましたが、令和5年3月末に廃校。現在は黒川里山センターとして活用しています。
活用については、内部で協議を進めてきましたが、南北棟を一体的に使ってほしいという声もあり、子どもたちのために役立てることに決めました。ただ、南北棟ともに老朽化が著しく、今後も利用するためには大規模な耐震改修工事が必要です。
過去からの財産を将来に引き継ぐことは現代を生きる私たちの責任ですが、歴史的建造物全てを残すには限界があります。保存するだけではなく、有効活用することが必要ですが、行政だけでは難しい状況です。
5年度から、指定管理者と市が協力し、多くの事業やイベントを開催。旧校舎を積極的に活用することで、黒川地区を中心に盛り上がりを見せています。未来に残していくため、行政とともに市民が活用し、守り、引き継いでいくことが本来の在り方ではないでしょうか。
市民の皆さんの「守り、引き継ぎたい」といった声や思いを形にしていくために、旧校舎の保存に係る費用の一部を、クラウドファンディングで支援いただければと思います。将来世代に、歴史ある旧校舎が「守られてよかった」と思ってもらえるよう、皆さんの思いと支援で将来に引き継いでいきましょう。
■黒川里山センター南北棟(旧黒川小学校校舎)
旧校舎の北棟は、明治37 年に黒川小学校として開校。南棟は、終戦直後の昭和21 年に疎開児童を受け入れるために増築されました。平成21 年には原風景が残る地域にある木造校舎として県景観形成重要建造物に指定されています。
問合せ:文化・観光・スポーツ課
【電話】072-740-1161
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