※金額は全て端数を省略し、概数で表記
市では、第6次総合計画を推進するために、限られた資源を有効に活用し、質の高い行政サービスの提供をめざします。
そこで、令和6〜13年度の8年間を計画期間として、川西市新時代創造プランを策定しました。
●総合計画実施の指針「川西市新時代創造プラン」
今後の財政状況を見通し、新たな施策を実行するための財源を確保することで、さまざまな新しい施策を行うための同プラン。令和5年11月に策定したまちづくりの基本施策などを示す「総合計画」の推進を助けます。
●まちづくりのための市の取り組み
このページでは、同プランの概要を紹介。今後の財政状況や、まちづくりのために市が取り組むことを伝えます。
■歳出が歳入を上回る見込み
今後8年間の市の財政状況を見てみると、物価高騰の長期化や、人件費の増額などで、歳出が歳入を上回る状況が見込まれます。令和6~13年度の収支不足額(歳出が歳入を上回る額)の合計は新規事業を行わなくても約7億円になる見込みです。
■子どもの未来のためにさまざまな施策を行います
厳しい財政状況ではありますが、小・中学校の体育館の空調整備など子ども・教育施策を中心とした、総合計画を推進するための事業を実施します。
しかし、これらの新規事業を実施するためには、1年間で約2億円の財源が必要です。
現在の財政状況のまま、新規事業を実施すると、収支不足額は令和13年度末で、約23億円にまで拡大。新規事業の実施が難しい状況です(表1参照)。
■計画期間全体で収支均衡をめざす
新規事業を行いながら、収支不足額約23億円を確保するため、業務効率化や公共施設使用料の見直しなどを行います。
しかし、令和6~9年度の4年間は収支不足になると予想されるため、基金(貯蓄)を取り崩して対応します。
10年度以降、市北部の開発による税収増などで、財政状況は持ち直す見込みです。必要な基金残高を確保しながら、計画期間全体での収支均衡をめざします(表2参照)。
■今後に向けて
これから先、時代の変化で生じる新たな課題を解決するための事業を行うには、新たな財源を確保することが必要で、市として何ができるか考えなければなりません。
限られた資源を有効活用するために公共施設を集約するなど、行政サービスのさらなる見直しなどが必要です。皆さんにも理解いただき、一緒に進めていきたいと考えています。
問合せ:財政課
【電話】072-740-1130
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