■不審な電話に注意
◇覚えのない請求は無視して安易にかけ直さないようにしましょう
事例1:固定電話に大手電話会社から電話がかかってきた。「2時間後に電話が使えなくなります。詳しくは1番を押してください」と機械音声が流れた。驚いて1番を押すとオペレーターにつながり「未納料金が5万円ある、支払わないと裁判になる、すぐにコンビニで電子マネーを購入し裏面のID番号を教えて」と言われた。未納はないはずだが心配だ。
(70歳代男性)
事例2:スマートフォンに、+1から始まる番号で電話がかかってきた。不審に思ったので出なかったが、仕事関係かもしれないと思い、電話をかけ直した。外国語で一方的に話す声が聞こえてくるだけだった。どういうことなのか。不安だ。
(40歳代女性)
回答:事例1のように、大手電話会社の他にも国などの公的な機関を名乗った不審な電話が増えています。覚えのない請求は相手にせず無視しましょう。「コンビニで電子マネーを購入して」は詐欺の手口です。コンビニのレジ近くに売っている電子マネーはID番号を相手に伝えることでお金を渡したことと同じになります。
事例2は海外からの電話です。かけ直すことで高額な国際電話料金が発生してしまいます。不審な電話にはかけ直さない、かけてしまった場合でもおかしいと思ったらすぐに切るようにしましょう。
二つの事例以外でも、不安なことがあれば消費生活センターに相談してください。
問合せ:消費生活センター
【電話】072-740-1167
<この記事についてアンケートにご協力ください。>