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自治体の皆さまへ

大切なものを引き継ぐために

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兵庫県川西市

市長 越田謙治郎

◇文化財を次世代に残す責任
川西市には、国指定重要文化財である満願寺九重塔や多田神社本殿・拝殿・随神門など文化的な価値のある建造物が多数存在します。
また、市としても、県指定重要有形民俗文化財であり、江戸時代に建築された歴史民俗資料館にある旧下堂家住宅や旧福田家住宅、国登録有形文化財である大正時代に建築された郷土館にある旧平安邸や旧平賀邸など、文化的に価値のある建造物を所有しています。
これらを次世代に引き継ぐことが未来への責任だと考えており、1億6000万円をかけて旧平安邸の耐震補強や改修工事を実施しました。

◇愛着をもって未来につなぐ
文化財を未来に引き継ぐためには多額の経費が必要です。単に保存するのではなく、将来に向けて今まで以上に活用することが重要です。市民の皆さんに積極的に活用いただくとともに、民間事業者などにも広く門戸を開き、新しい取り組みにチャレンジしていきたいと考えています。
まちづくりにとって大切なのは、まちへの愛着です。そして、愛着は共通の思い出や景色によって育まれます。
文化財には、市民にとって大切な思い出や景色をつくる可能性があると信じています。郷土館に限らず、市内各地にある文化財の現場に足を運び、利活用することで、その価値を感じていただけたらと思います。

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