■暮らしのレスキューサービスに注意
◇トイレ修理に50万円!?鍵開けだけで高額請求されることも
事例:夜中にトイレが詰まり、慌ててスマートフォンで検索し、「950円から」と広告していた事業者を呼んだ。「通常作業では無理。急がないと大変なことになる。」と言われ焦ってしまった。便器を外すと3万円、特殊作業になると20万円などと次々に料金が上がり、最終的に50万円を請求された。高いと思ったが、すでに作業が終わっているので仕方なく支払ってしまった。(60歳代女性)
回答:トイレ修理や鍵開け、害虫駆除などのいわゆる「暮らしのレスキューサービス」で高額な作業料の請求を受けた、という相談が増えています。
緊急で駆け付ける事業者は、インターネットの広告では「〇〇円から」と安くても、実際に作業が終わると高額になるケースが見受けられます。いざという時に備えて信頼できる近隣の事業者などの情報を集めておきましょう。
また、急なトラブルで電話をする場合の注意点は三つあります。
(1)広告の金額をうのみにせず、作業内容や料金を確認する
(2)契約を急かしたり、高額な作業の提案があれば断る
(3)作業後に高額を請求された場合は、後日納得した料金を払う意思があることを伝え、その場で払わない
事業者の態度に恐怖を感じたら警察に連絡してください。広告の表示額と実際の請求額が大きく異なる場合などは、クーリングオフできる可能性もあります。困ったときは消費生活センターに相談してください。
問合せ:消費生活センター
【電話】072-740-1167
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