市長 越田謙治郎
市立総合医療センターができて2年がたちました。計画当初は、北部地域からの移転や民間医療法人による運営に対して不安の声がありました。しかし、救急受け入れ件数や手術件数は統合前を大きく上回っており、医療面での効果が出ています。
市立川西病院の頃は、年間10億円以上の赤字を市が補填(ほてん)する年もありました。現在は赤字補填をしておらず、財政面でも大きな改革となりました。
市立川西病院敷地南側には川西リハビリテーション病院を誘致し、市内で不足していた回復期病床を確保することもできました。この誘致についても、当初予定していた北部診療所の建設計画を見直すことになったため、厳しいご意見もいただきました。しかし、令和5年4月に開設してから、自宅に近い場所で治療やリハビリをすることができたと北部地域の人を中心に感謝の声を多数いただいています。
何かを変えることに対して、反対の声も含め多様な意見があるのは当然のことです。だからこそ、市長に就任してから多くの案件について、市民の皆さんと対話を続けてきました。
人口減少社会を見据え、未来に向けて変えなければならないことはたくさんあります。これからも、多様な声に真摯(しんし)に耳を傾けながら、果敢にチャレンジしていきたいと考えています。
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