噛むかむカミング健康づくり
■口の中のばい菌
◇歯磨きの重要性
10月号のコラムでは歯間ブラシについて話しましたが、今回は口の中の病気の原因となるばい菌について話します。
知っている人も多いかと思いますが、口の中には多くのばい菌がいます。むし歯や歯周病の原因となるものです。
毎日の歯磨きは、歯と歯ぐきについた「歯垢(しこう)(プラーク)」と呼ばれるばい菌を取ることが大きな目的です。
寝る前に歯磨きをしても、朝になると口の中がネバネバしたりザラザラしたりするのは、ばい菌が繁殖しているからです。
少し不快な話ですが、たとえば台所の排水口のヌメヌメと同じような感じです。
だからこそ、毎日の歯磨きがいかに重要かを分かってもらえるでしょう。
◇定期的な歯のメンテナンスを
問題は磨き残しです。歯磨きが上手な人でも、10~20%の汚れが残ってしまうことがあります。何カ月も同じ場所に汚れが残っていると、むし歯や歯周病になってしまいます。
そのため、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることが、歯を長く健康に保つために大変重要です。
「痛い」とか「詰め物が取れた」といった理由で歯科医院に行くのが一般的ですが、これからは病気にならないために歯科医院に行く、という考え方に変えてみてはいかがでしょうか。
それが健康と長寿の秘訣かもしれません。
(市歯科医師会)
問合せ:川西市歯科医師会ホームページ
【HP】http://kda8020.com/
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