今月の担当は…予防歯科センター
■口の発育と健康
◇子どもの健康を考えると口の機能をしっかりと育てておくことが大切
口の発育を促すためには、皮付きリンゴやゆでたトウモロコシ、ふかし芋などを前歯を使ってかじる練習をするのが効果的です。これは口に入れる一口の量を知る上で大切なかみ方の練習になります。
また、食事は柔らかいものだけでなく、いりこやレンコン、パンの耳のようにしっかりとした食感の食べ物を加えることで、かむリズムを覚えます。この時、五感を使って手づかみ食べをさせて、目や手と口の協調力を育てることが大切です。
子どもは一緒に食事しているおとなを見て学ぶので、かみ方の手本を示してサポートしてあげましょう。
また、たくさん頬張りすぎていないか、あまりかまずにお茶や水で流し込んでいないかを確認しながら、うまく食べられるように声掛けをしましょう。
食事の時の姿勢もかみ方に影響します。背もたれにもたれかかっていないか、足はぶらぶらしていないかなどを確認してください。
また、食事以外で口の発育を促す方法としては、日頃から風船や吹き戻し、シャボン玉のような口を使う遊びやタンギング(舌鳴らし)を取り入れるのも効果的です。楽しみながら取り組めるので、ぜひ試してみてください。
心配な時は専門家に相談しましょう。かかりつけの歯科医院をもち、定期的に健診を受けることで、早期に問題を見つけて対処することができます。
問合せ:予防歯科センター
【電話】072-759-3171
<この記事についてアンケートにご協力ください。>