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〔Column〕生きる

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兵庫県川西市

■「意見が対立しても大丈夫」Vol.2
○発想の転換 選択肢を広げて、自分も相手も大切に
前回は意見が対立した時の行動パターンを四つお伝えしましたが、どれも満足できるものではありませんでした。私は今回お伝えする「WIN―WIN」を知って、意見が対立しても自然体で接する自信がつきました。前回同様、1個のミカンを取り合う2人の場合で考えてみましょう。ミカンの取り合いと聞いて「今、2人がミカンを食べたがっている」と考えませんか?ここで発想の転換です。「いつ食べるの?」と考えを広げるだけで、「今でなくていいなら、もう1個買ってくる」「庭にそのミカンを植えて、いっぱい実がなってから分ける」という意見がでました。また「このミカンをどうしたいの?」と聞くとどうでしょう。皮を干して入浴剤にしたいのかもしれません。それなら、実と皮に分けることでお互いが納得できます。まさにこれが、「WIN―WIN」なのです。
そのためには「対話」が必要です。時間がかかりますが、「WIN―WIN」をめざすことで、お互いをより深く理解でき、一人では思いもしなかった素晴らしい発想が生まれるなら、試す価値はあります。とはいえ、いつも「WIN―WIN」をめざす必要はないんですよ。いつでも「行動の選択肢」を持っていると意識することが一番大切です。「これしか選べない私」から「時と場合に応じて対応を選べる私」になりましょう。意見の対立を味方に付けて、自分も相手も大切にできる、そんな関係性を築けたらステキだと思いませんか。
(会話の泉事務局長 コミュニケーション・サポーター横山由紀子)

問合せ:人権推進多文化共生課
【電話】072-740-1150

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