かわにしならではのカルチャーを発信。あんな人やこんな場所、魅力的なグルメなどを紹介します。
■広場を見守ってきたプラタナスの木
阪急百貨店からアステ川西への贈り物
●姿を消すハミングツリー パーツを新たな広場に利用
○音楽と一緒に小鳥や妖精が顔を出すからくり時計
平成元年4月4日、「未来息づく生活新発見館」というキャッチフレーズのもと、アステ川西はオープンしました。
施設のコンセプトは風。大きな吹き抜けのある1階広場は「ぴぃぷぅ広場」と名付けられ、中央にあしらわれたのが「ハミングツリー」です。プラタナスの木をイメージした機械式のからくり時計。定時になると、小鳥や妖精が音楽とともに姿を現します。
実はこのモニュメント、(株)阪急百貨店(現(株)阪急阪神百貨店)からアステ川西への贈り物。シンボルとして、オープンから35年もの間、広場を見守ってきました。しかし、歳月を重ねるにつれ、故障が増加。令和5年10月には、修理部材がなくなり、ついに修復ができなくなったそうです。
○壊れたツリーの一部はコミュニティパークの装飾に
1階広場では、市制70周年記念事業の一環で、リニューアルを予定しています(6〜7ページに関連記事)。それに伴い、姿を消すことにはなりますが、ハミングツリーの一部は、装飾として再利用を予定。また、施設を管理する川西都市開発(株)が、6月22日(土)午前10時半から「お別れ会」を開催します。詳しくは、川西都市開発(株)【電話】072-755-2010に問い合わせてください。
●詳細情報
高さ:5.7メートル
※時計まで4.4メートル
直径:3.6メートル
プラタナスの葉:1,400枚
小鳥:18羽
妖精:40センチ・1体
時報:定時になると、音楽と共に小鳥と妖精が出現
※10分ごとに小鳥がさえずり登場する
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