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自治体の皆さまへ

〔Column〕参画と協働の芽

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兵庫県川西市

■ゆるくつながれる場 できる範囲でつくりたい
湯山台自治会会員
ご近所繋がりプロジェクト代表 北垣みさとさん

◇好きな場を取り戻したい
「ゆるくふわっとつながれる場をたくさんつくれたらいいなと思っています」
そう話すのは「ご近所繋(つな)がりプロジェクト」代表の北垣みさとさん。仕事や子育てをしながら、自治会館や公園などでゆるくつながれるイベントを行っています。
「育ったまちにあった、毎日子どもたちが集まる駄菓子屋や、ご近所さんが集い井戸端会議が始まるお好み焼き屋。用がなくても集まれる場や地域のイベントが好きでした。コロナ禍で人と人の距離ができ、そんな場がなくなった時、何とか取り戻したいと思ったんです」

◇できる範囲でまずやってみる
自治会に相談する中で、なくなったものを復活させる難しさを知った北垣さん。まずは自分のできる範囲でやってみようと考えました。
「起きてもいない問題に悩んで立ち止まるよりも、問題にぶつかるまで取りあえずやってみる。問題にぶつかったら工夫して、駄目だったら他のことにチャレンジすればいい。そう思って、ゆ~やマルシェを始めたんです」
知人から協力者を募って公園で開催した同イベント。
「私はハンドメイドで出店し、知人はキッチンカーやミニステージなどで盛り上げてくれました。1回目の来場者は顔見知りがほとんどでしたが、自治会や民生委員・児童委員、こども委員会の方々の協力などで、2回目以降は大盛況となりました。開催側も知人の知人、そのまた知人と輪が広がっています」

◇用がなくても集える軒下
同イベントで知り合った人や近所の人などに、あるとうれしい場やイベントを聞いて、やりたいことリストを作っていると北垣さん。
「その中から生まれたのが縁GAWA。この4月から湯山台自治会館の軒下で始めました。何も決まりがない、ただ来たいときに来ていい場。そういうのって意外とないんです。過ごし方はおしゃべりや仕事、趣味、何もしないなど、とにかく自由。そのうちに、いつの間にか友達が増えていたらすてきですよね。来てみたら心にはまる人もいるはず。ゆるくつながる心地良さをもっと皆さんに知ってほしいなって思います」

◆届けてみませんか 感謝の気持ち
登下校時の見守りやごみステーションの管理など、地域のために日々活動してくれている人がたくさんいます。
自分の活動が誰かの「ありがとう」につながっていると知ってもらいたい。現在、市ホームページに掲載する感謝のメッセージを募集しています(下の2次元コードからアクセス可)。
いつもあなたの当たり前を支えてくれている人に、感謝の気持ちを届けてみませんか。
※二次元コードは本紙をご覧ください。

問合せ:参画協働課
【電話】072-740-1600

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