■葬儀サービスのトラブル
◇生前にどのような葬式にしたいかを話し合うことがトラブル回避の秘訣です
事例1:友人の夫が亡くなり、葬儀社に小規模の葬儀をお願いしたら100万円になったらしい。家族8人だけで行う葬儀にもかかわらず高額だと思う。(70歳代 女性)
事例2:義父が急逝した。インターネットで調べた葬儀社の広告に「家族葬43万円~」と書いてあったのでお願いすることにしたが、結局130万円になってしまった。(30歳代 男性)
回答:広告を見て、手頃な価格だったので葬儀を依頼。葬儀は無事に終わったが、最終的に費用が高額になり、納得できないという相談が寄せられています。葬儀は突然しなければならない場合が多く、身近な人との別れの悲しみで冷静に判断することが難しい状況になります。
最近は「葬儀には費用をかけないでほしい」「家族だけで送ってほしい」と考える消費者が多く、家族葬のニーズが高まっていますが、家族葬だからといって費用が安いとは限りません。また、広告などに書かれている金額が葬儀にかかる全ての費用ではありません。どこまでが基本料金か、追加料金には何が含まれているのかを葬儀社に確認しましょう。
もしもの時に慌てないよう、生前に家族とどのような葬儀にしたいかを考えておくといいでしょう。葬儀について話題にしづらいかもしれませんが、事前に考えておくことで、結果的にトラブルを回避することにつながります。
問合せ:消費生活センター
【電話】072-740-1167
<この記事についてアンケートにご協力ください。>