かわにしならではのカルチャーを発信。あんな人やこんな場所、魅力的なグルメなどを紹介します。
水中写真家 鍵井 靖章(KAGII YASUAKI)さん
川西市出身。平成5年から、オーストラリアやモルディブなどを拠点に水中撮影を行う。帰国後、フリーランスとして独立。「日本写真協会新人賞」など各賞を獲得している。令和4年度に川西市民文化賞を受賞。
■海への憧れを詰め込んだ世界
市制70周年記念事業「かわにしまるごと水族館」
約1,000枚の生き物などで魅せる海の世界
鍵井さん本人が直接装飾を手掛ける
◇川西能勢口駅周辺が様変わり
川西市制70周年を記念して始まった「かわにしまるごと水族館」。監修から制作・施工までを鍵井靖章さん本人が手掛けました。「監修という形で関わるからには徹底的に自分のイメージを実現したかった」と話す鍵井さん。川西能勢口駅周辺を舞台とする装飾の作業は7月29日・30日夜を徹して行われました。
鍵井さんの撮影した海の生き物シール約1,000枚などで展開するこの取り組み。川西能勢口駅南側デッキやアステ川西2階ガラスフェンスなどで、海の世界を見ることができます。
◇水族館は演出された世界
「かわにしまるごと水族館」で装飾された海の世界は、鍵井さんが潜ってきた海中とは異なっているとのこと。子どもたちに人気のジンベエザメやアシカなど、世界中の海の生き物たちが集合しています。
「皆さんが普段訪れる『水族館』に、リアルな海はありません。必ず演出されているのです。今回の取り組みで心掛けたのは『憧れの世界』を創ること。まずは海に興味を持って欲しい。地球上には、自分たちの住む環境とは全く違う壮大な世界が広がっています。大きな海と将来関わる子どももいるかもしれない。そんな子どもたちのきっかけになればうれしいですね」
そんな鍵井さん、大学生の頃、川西阪急で開催されていた写真展で心を動かされ、水中写真家をめざしたそうです。
問い合わせ:市制70周年記念事業事務局
【電話】072-740-2034
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